ドクタージーン 1「大腸菌形質転換<LacZ 発現系>キット」

本キットは、「大腸菌培養~プラスミド DNA を用いた形質転換」までの一連の遺伝子組換え実験を簡単に体験・理解できるキットです。

特長

  • 大腸菌のコンピテントセル調製と形質転換が実験構成
  • 操作はいたって簡単で、特殊な機器は不要
  • 結果は肉眼で簡単に確認可能

原理

コンピテントセルの調製

通常、大腸菌はプラスミドDNA(環状DNA)のような大きな分子を細胞内に取り込むことはできない。しかし、大腸菌を塩化カルシウム溶液で処理することによってプラスミドDNA が取り込まれやすくなり、一般的にコンピテントセルと呼ばれる状態になる。また、42 ℃で熱処理(ヒートショック)することによって、取り込み効率を上げることができる。

形質転換による性質の変化

アンピシリン耐性遺伝子を持つプラスミドDNA を導入した大腸菌のみが生育する。また、lacZ 遺伝子を持つプラスミド DNA を導入した大腸菌は、X-Gal, IPTG 存在下で青色のコロニーを形成する。

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