細胞培養容器のコーティングに
ラミニン溶液
ラミニンは、ほとんどの組織の基底膜の主成分で、基底膜の構成及び機能を担っています。細胞の接着、移動、増殖及び軸索成長や分化促進など多くの生物学的活性があります。培養系においては、細胞培養表面のコーティングに使用され、主に上皮細胞、神経細胞、肝細胞及び筋細胞の細胞接着を促進します。
製品概要
- 濃度:0.5mg/mL (初回ロット実績値)
- 組成:50mmol/L Tris-HCl (pH7.4), 150mmol/L NaCl
- 0.2 µmフィルターでろ過滅菌済み
- -80℃保存 (-20℃では1年間安定)
使用例
ラミニンをD-PBS(-)で各濃度に希釈し、24ウェルプレートに各ウェル当たり0.3 mLずつ塗布し、4℃で一晩インキュベートする。上清を吸引しBSAでブロッキング後、TIG-3細胞を5 x 104個/mL で播き、37℃で90分インキュベートする。未接着細胞を洗浄後、トリプシンEDTA溶液で接着細胞をはがし、細胞数を測定した。
主な使用細胞種
- 上皮細胞
- 神経細胞
- 肝細胞
- 筋細胞
使用方法(例)
- 4℃あるいは氷上でゆっくりと溶解させる。
- D-PBS(-)あるいは培地で希釈する。
- コートする容器に適量の希釈した液を加える。
- 37℃で1時間あるいは4℃で一晩インキュベートする。
- コート溶液を吸引する。
- D-PBS(-)などで2~3回洗浄する。
- 細胞を播く
製品一覧
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- 掲載されている製品について
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- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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