ES細胞・iPS細胞培養用容器のコーティング剤

StemSure® ゼラチン溶液

本製品はディッシュやマルチウェルプレートなど培養容器に使用するコーティング剤です。
ブタ皮膚由来のゼラチンを使用し、D-PBS(-)で調製しています。

特長

  • マウスES細胞D3株を使用して毎ロット品質試験を行っています。
  • 使用濃度に調製済みのためそのまま培養容器のコーティングに使用できます。

試験項目

  • コロニー形成試験(マウスES細胞D3株を使用)
  • アルカリホスファターゼ試験(マウスES細胞D3株を使用)
  • 無菌試験
  • エンドトキシン
  • マイコプラズマ試験

ヒトiPS細胞201B7株の培養

《コロニー形態とALP染色》

StemSure® ゼラチン溶液を用いて、マルチウェルプレートをコーティングした。コーティング後にフィーダー細胞を播種し、フィーダー細胞上でヒトiPS細胞201B7株を培養し、その細胞形態とALP染色が陽性であることを確認した。

コロニー形態とALP染色

<培地組成>

D-MEM/Ham's F-12 + 20% StemSure® 血清代替品 + 2mmol/l L-グルタミン +1×MEM非必須アミノ酸 + 0.1 mmol/ StemSure® 2-メルカプトエタノール + 1×ペニシリン-ストレプトマイシン + 5 ng/mL bFGF

マウスES細胞D3株の培養

《クローニング効率》

StemSure® ゼラチン溶液もしくはA社同等品を用いてコーティングしたマルチウェルプレートで、マウスES細胞D3株を用いて培養し、クローニング効率を比較した。

《未分化マーカー発現の確認》

StemSure® ゼラチン溶液を用いてコーティングしたマルチウェルプレートで、マウスES細胞D3株を16継代培養し、各種未分化マーカー(Oct3/4, Sox2, Nanog)が陽性であることを確認した。

《テラトーマ形成の確認》

StemSure® ゼラチン溶液を用いてコーティングしたマルチウェルプレートで、マウスES細胞D3株を継代培養した。その細胞を免疫不全マウスの皮下にインジェクションした。皮下にテラトーマが形成され、その内部に神経組織(外胚葉由来)、軟骨組織(中胚葉由来)、繊毛上皮を伴う管腔構造(内胚葉由来)などを確認した。

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関連製品一覧

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StemSure® シリーズ

StemSure® シリーズは、ES細胞やiPS細胞の培養に使用できる製品です。マウスES細胞D3株を用いて毎ロット品質試験を行っています。
  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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