うろこ由来Ⅰ型コラーゲン

多木化学 セルキャンパス

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本製品は、多木化学より発売された、熱帯の養殖魚テラピアのうろこ由来のコラーゲンである「セルキャンパス®」です。
魚(テラピア)には人に共通なウイルスがいないことや、熱帯魚由来のコラーゲンは高い変性温度で使用できるため、再生医療分野の培養に有用となります。
また、優れた線維化能、高い細胞増殖能を持っており、一般の細胞培養にもご使用いただけます。

特長

  • 安全・安心な魚類由来
    魚類には、人に感染するウイルスが確認されておらず、安全・安心な原料です。
  • 高い変性温度
    変性温度の高い熱帯の養殖魚(テラピア)を原料とする事で、細胞培養温度でも機能を発揮する魚類由来のⅠ型コラーゲンです。(通常のコラーゲンコート法でご使用いただけます)。
  • 優れた線繊維能(参考文献1)

左:セルキャンパス® (うろこ由来)  右:豚皮由来
ディシュにコートして室温で乾燥したときの表面状態(原子間力顕微鏡像)
うろこ由来のコラーゲンは、生体内の状態(コラーゲン分子が規則正しく配列した線維状態)に戻る能力が高く、ディシュ表面をコラーゲン線維でコートできます。

概要

  • セルキャンパス® AO-03A(溶液タイプ)
    試験項目 規格値
    外観 無色透明溶液
    コラーゲン濃度(%) 0.30~0.36
    比旋光度(°) -350~-450
    pH 3.0~5.0
    生菌数 検出されない
    重金属(ppm) 20以下(検出限界以下)
    ヒ素(ppm) 2以下(検出限界以下)
  • セルキャンパス® FD-08G(凍結乾燥タイプ)
    試験項目 規格値
    外観 白色スポンジ
    重量(g) 0.80~0.90

【実用データ①:高い細胞増殖 (参考文献2)】

HeLa 細胞の増殖曲線

細胞増殖を促進する効果が確認されています

  • L929、MC3T3、Saos-2細胞でも、同様の効果が確認されています。
  • 低血清培地でも、細胞増殖を促進することが確認されています。

【実用データ②:優れた分化能 (参考文献3)】

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  • セルキャンパス®(うろこ由来)
  • 豚皮由来
  • コートなし

*P<0.05, **P<0.005, ***P<0.0001

【培養・評価】
10倍希釈したセルキャンパス® AQ-03Aを、ディッシュにコートし室温で乾燥。
α-MEM培地にデキサメタソン、βグリセロリン酸、L-アスコルビン酸を添加して、骨芽細胞に分化誘導。
分化誘導初期(3日)で、骨芽細胞の指標であるALP活性を測定。

ヒト間葉系幹細胞を骨芽細胞に分化誘導したときのアルカリフォスファターゼ(ALP)活性。分化促進効果が確認されています

  • 骨芽細胞分化初期に発現する骨芽細胞分化マーカー遺伝子(BMP2, OPN)の発現が高いことも確認されています。

参考文献

  1. J. Tanaka,et al. BioIndustry, 26(8), 26-32(2009).
  2. Y. Imaizumi, et al. MaterialsIntegration, Vol.23(2), 27-31(2010).
  3. R. Matsumoto, et al. BioIndustry, 28(11), 22-26(2011).

製品一覧

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※エンドトキシン:10 EU/ml以下、マイコプラズマ検出試験:陰性
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