カルボニル化反応

一酸化炭素は毒性が高い無色の気体であり、取扱いが困難であるという問題点があります。

本製品は、3級アミンや炭酸ナトリウムなどの弱塩基を室温で作用させることで一酸化炭素を発生させる一酸化炭素等価体です。この性質を利用してPd触媒存在下、本製品とハロゲン化物を反応させ、系内で発生させた一酸化炭素によってさまざまな基質のカルボニル化を容易に行うことができます。

この反応は基質に対して本製品を過剰に用いることなく効率的に一酸化炭素を発生させ、かつ温和な条件下で反応させることができるという特長があります。

特長

  • 反応系内で一酸化炭素を発生(一酸化炭素等価体)
  • 安定で取扱い容易な固体
  • 温和な条件下で反応

アプリケーション

2,4,6-Trichlorophenyl Formate(ぎ酸2,4,6-トリクロロフェニル)

Palladium-Catalyzed Carbonylation of Aryl/Alkenyl Halides and Triflates1)

1) Ueda, T., Konishi, H., Manabe, K. : Org. Lett., 14, 5370 (2012).

N-Formylsaccharin(N-ホルミルサッカリン)

Palladium-Catalyzed Fluorocarbonylation Using N-Formylsaccharin as CO Source General Access to Carboxylic Acid Derivatives1)

1) Ueda, T., Konishi, H., Manabe, K. : Angew. Chem. Int. Ed., 52, 8611 (2013).
2) Ueda, T., Konishi, H., Manabe, K. : Org. Lett.,15, 5370 (2013).

N-Formylsaccharin(N-ホルミルサッカリン)

Palladium-Catalyzed Fluorocarbonylation Using N-Formylsaccharin as CO Source General Access to Carboxylic Acid Derivatives2)

1) Ueda, T., Konishi, H., Manabe, K. : Angew. Chem. Int. Ed., 52, 8611 (2013).
2) Ueda, T., Konishi, H., Manabe, K. : Org. Lett.,15, 5370 (2013).

製品一覧

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