MHM™ハンドリングメディウム
基本培地
カタログ番号90163
MHM™ハンドリングメディウム
Multipurpose Handling Medium™ (MHM™) 100 ml
Multipurpose Handling Medium™ (MHM™) 500 ml
HEPES、MOPSを添加した、幅広い温度(室温~37℃)で緩衝能を有する体外操作培地。

配偶子と胚の体外操作を安定した環境で
スイムアップ法による精子調整、精子の洗浄、卵子の採取と洗浄、IUI、ICSI、および胚移植に利用できる多用途の培地です。
- 広範な温度下で生理的pH( 7.2~7.4 )と浸透圧を維持
- 細胞恒常性の維持をサポート
- 二重緩衝システムは優れた緩衝能をもつため、低濃度添加で毒性リスクを軽減
- 準備時間の短縮 - 調合や濾過が不要で、ready-to-use
広範な温度下でpHを維持

室温下およびオイルでカバーした 37℃の環境下において、 pH 7.2~7.4 を維持します。
二重緩衝剤(HEPES・MOPS)による優れた緩衝能

二重緩衝剤(HEPES・MOPS)はpKaの調整に優れており、 単一緩衝剤では得られない最適な緩衝能が得られます。この結果を受けて、私たちはMHMに二重緩衝剤を採用しました。 また、それぞれのバッファー濃度を低くすることで、配偶子や胚に適した、 低毒性かつ安全性の高い環境を実現しました。 グラフは、単一緩衝剤と二重緩衝剤の酸塩基平衡とpH を示します。
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- 使用目的
- 採卵、胚移植、顕微授精および配偶子洗浄等
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- 品質確認試験
- ロット毎にpH、Osmolality、Endotoxin、Mouse Embryo Test, Human Sperm Survival Assay (HSSA)及び無菌性が試験される。
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- 緩衝能
- HEPES(N-2-Hydroxyethylpiperazine-N'-2-ethanesulfonic acid), MOPS (3 Morpholinopropane-1-sulfonic acid)およびSodium Bicarbonateにより生理的なpH7.2-7.4に調整される。CO2インキュベーター外での使用に適す。
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- 使用方法
- ヒト配偶子の回収や胚移植のために使用される培地には、使用前にタンパク質サプリメントを添加することが望ましい(必要な場合37℃に加温する)。
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- 保存温度
- 2~8℃
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- 有効期間
- 製造後1年
※開封後の有効期限
使用上の注意に従い、適正温度で保管すれば、開封後5週間まで使用可能である。但し、その期限が、ラベル記載の有効期限より長い場合は、ラベル記載の有効期限までとする。
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- 使用上の注意
- 培養液中に異物や濁りがみられた場合及び培養液が淡いオレンジ色でない場合には使用しないこと。培養液の汚染を防ぐため無菌操作で取り扱い、余剰分は廃棄すること。CO2インキュベーター内で加温する場合は、pHが7.0以下になる可能性があるので容器のフタを固く閉め、気相の交換が起きないようにすること。Gentamicinに対するアナフィラキシーを引き起こす可能性のある場合は使用しないこと。注射用に使用しないこと。凍結したり39℃以上にしないこと。
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