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レビス (TM) ラットLH ELISAキット LBIS (TM) Rat LH ELISA Kit

免疫化学用
for Immunochemistry
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
適用法令 :
特化則第3類 安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2 優先評価物質
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
294-88501
JAN
4548995100979
96回用
希望納入価格
80,000 円

照会

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書
分析チャート

概要

LHは下垂体前葉 (腺下垂体) の好塩基性性腺刺激ホルモン産生細胞 (ゴナドトローフ) でFSHと共に産生、貯蔵され、視床下部ホルモンLHRHの刺激で分泌されます。精巣にもLH様の物質が存在するという報告があります。動物種における分布は魚類-哺乳類の全脊椎動物に及びます。ラット下垂体でのLHの含量は、雄では6~7 μg/gland、雌では3~4 μg/gland (NIH-LH1 S1 換算) と雄のほうが多く、雌では性周期に伴い変動します。

LHは分子量:約 29,000 の糖タンパク質で、TSH、FSHと共通のα-サブユニットと、LH特有のβ-サブユニットからなるヘテロダイマーです。LHの標的器官は、雌では卵胞の成熟顆粒膜細胞で、FSHと協力して卵胞の成熟とエストロゲン産生、排卵を誘発し、排卵後黄体化した後はプロゲステロン産生分泌を促進します。雄では精巣の間質細胞 (Leydig 細胞) でアンドロゲン産生分泌促進、アンドロゲンを介し2次的に精子形成促進に関与します。受容体は膜7回貫通-G蛋白共役型PKA系です。

従ってLHが不足すると性ステロイド分泌低下、間質細胞萎縮、排卵黄体化停止などが起こり、過剰状態では精巣間質細胞肥大とそれに続く萎縮、エストロゲン、アンドロゲンの分泌増大、早発過排、性成熟促進等が起こります。LHの分泌はGnRH (LHRH)によって直接的に促進され、生理状態としては血中性ステロイドの低下 (間接、直接)、性周期による変動 (特に排卵前期)、更年期-閉経後に分泌は増大します。

男性でも加齢によって増加します。発情前期に大量に分泌されるエストロゲンは、ポジティブフィードバックによりLHRHを介してLHの一過性大量分泌 (LHサージ) を引き起こし、排卵を誘起します。LHの分泌は血中性ステロイドの増加 (間接、直接)、オピオイドペプチド特にβ-エンドルフィン、幼小児期、妊娠時、産褥期などで抑制されます。

特長

  • 短時間 (全反応時間:3時間50分) で測定可能
  • 微量な検体 (標準操作法は 10 μL) で測定可能
  • 環境に優しい防腐剤を使用
  • 全ての試薬が溶液タイプで即座に使用可能
  • 高い測定精度と再現性

製品情報

検体

ラット血清・血漿 (EDTA)

標準曲線範囲

0.313~10 ng/mL

操作法・標準曲線(例)

操作法

  • 抗体固相化プレート
  •  ↓
  • 洗浄4回
  •  ↓
  • 希釈検体または標準溶液 50 µL
  •  ↓
  • 攪拌、室温、2時間静置反応
  •  ↓
  • 洗浄4回
  •  ↓
  • ビオチン結合抗体溶液 50 µL
  •  ↓
  • 攪拌、室温、1時間静置反応
  •  ↓
  • 洗浄4回
  •  ↓
  • ペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジン溶液 50 µL
  •  ↓
  • 攪拌、室温、30分間静置反応
  •  ↓
  • 洗浄4回
  •  ↓
  • TMB溶液 50 µL
  •  ↓
  • 攪拌、室温、20 分間静置反応
  •  ↓
  • 反応停止液 50 µL
  •  ↓
  • 攪拌
  •  ↓
  • 吸光度測定(主波長450 nm、副波長620 nm)

室温:20~25 ℃

標準曲線(例)

標準曲線(例)

データ

  • 精度試験 (アッセイ内変動)

    検体 A B
    1 8.74 1.15
    2 8.78 1.03
    3 8.79 1.07
    4 8.68 1.06
    5 8.03 1.03
    6 8.27 1.13
    7 7.94 1.07
    8 7.97 1.07
    mean 8.40 1.07
    SD 0.39 0.04
    CV(%) 4.6 3.9

    単位:ng/mL, n=8

  • 再現性試験 (アッセイ間変動)

    測定日/検体 E F G
    0日目 5.01 1.25 0.238
    1日目 5.01 1.24 0.239
    2日目 5.00 1.27 0.347
    3日目 5.00 1.28 0.337
    mean 5.00 1.26 0.335
    SD 0.0019 0.016 0.0088
    CV(%) 0.038 1.3 2.6

    単位:ng/mL, n=4

添加回収試験

  • 検体C

    添加量 実測値 回収量 回収率(%)
    0.00 1.29
    0.584 1.89 0.601 103
    1.17 2.48 1.19 102
    1.75 3.01 1.73 98.5

    単位:ng/mL, n=2

  • 検体D

    添加量 実測値 回収量 回収率(%)
    0.00 2.23
    1.36 3.59 1.35 100
    3.39 5.60 3.36 99.2
    4.07 6.21 3.97 97.7

    単位:ng/mL, n=2

ラット検体LH測定結果

  • CD(SD), 8週齢, メス

    Sample ID LH測定値
    1 2.81
    2 3.24
    3 4.33
    4 0.998
    5 1.21
    6 0.925
    7 1.21
    8 1.12
    9 1.53
    mean 1.93
    SD 1.22

    単位:ng/mL, 2重測定
    検体:血清
    採血時の絶食:無し
    麻酔:バルビツール系

  • CD(SD), 7週齢, オス

    Sample ID LH測定値
    1 1.72
    2 1.17
    3 2.05
    4 1.72
    5 4.31
    mean 2.19
    SD 1.22

    単位:ng/mL, 2重測定
    検体:血清
    採血時の絶食:あり
    麻酔:イソフルラン吸入麻酔

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • AKRLH-010S(旧コード)
    636-23921(旧コード)
  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。