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リムルスカラーKYテストワコー Limulus Color KY Test Wako

エンドトキシン検出用
for Endotoxin Detection
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
適用法令 :
優先評価物質
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
291-53101
JAN
4548995096777
60テスト
希望納入価格
63,500 円
西日本 :
100以上
東日本 :
20以上

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
検査成績書
校正証明書
分析チャート
由来・原産証明書

概要・使用例

概要 測定原理
エンドトキシンによる本試薬の発色機構は、LAL中に含まれるセリンプロテアーゼ前駆体が順次活性化され、最後に凝固酵素が黄色発色合成基質(Boc-Thr-Gly-Arg-pNA)を水解し、発色基(pNA)が遊離して、黄色の発色を呈するという原理に基づいている。
一方、LALの反応には、C因子(エンドトキシン感受性因子)系とは異なったG因子((1→3)-β-D-グルカン感受性因子)系という活性化経路があり、本試薬は、G因子系を阻害する緩衝液成分を含んでいるため、エンドトキシンを特異的に検出することができる。
〈微生物細胞壁成分測定試薬・装置〉〈リムルステスト試薬〉
エンドトキシン(内毒素)は、グラム陰性菌の細胞壁成分であるリポ多糖(LPS)であり、代表的な発熱性物質(パイロジェン)です。エンドトキシンにより汚染された血液、輸液、注射薬が体内に入りますと発熱やショックなどの重篤な副作用をひき起こすため、これらの医薬品のエンドトキシンによる汚染はきびしく管理する必要があります。
 1956年、F. B. Bangが、グラム陰性菌によるカブトガニ体液の凝固を報告し、さらに、1964年、J. LevinとF. B. Bangが、Limulus Amebocyte Lysate(LAL)の凝固がエンドトキシンによってひき起こされることを発見して以来、LALを用いたエンドトキシン検出法は、鋭敏で簡便な方法として広く用いられるようになってきました。リムルステストとして知られるこの方法は、1980年、米国薬局方に収載され、1988年には、日本薬局方にも収載されました。
 当社では、ゲル化転倒法、比濁法に対応した日本薬局方に適合し、エンドトキシン特異的な”ESシリーズ”と、米国FDAの認可を受けた”Pyrostarシリーズ”また、比色法対応の”リムルカラーKYシリーズ”をラインナップしています。
〈比色時間分析法用試薬〉
 本キットは、黄色発色合成基質を用いたカイネティック比色法(比色時間分析法)用のChromogenic Limulus試薬とControl Standard Endotoxin (CSE)からなり、特異的かつ高感度にエンドトキシンを検出することができる。
特長 1.リムルス試薬と発色合成基質が一体製剤され、試薬溶解後、試料と混合するだけで反応が開始できる。
2.溶解後の試薬の安定性にすぐれ、ブランクの反応性が低い。
3.(1→3)-β-D-グルカンとの反応性が抑えられており、エンドトキシン特異的である。
4.検量範囲が広く、ほとんどの場合、試料の希釈が不要である。
5.高感度のため、試料中の反応阻害・促進物質の影響を希釈により低減できる。
6.トキシノメーターを用いることにより、比色時間分析法による定量ができ、また、マイクロプレートリーダーによる測定もできる。
構成 構成
1.Chromogenic Limulus試薬2ml用(20回用*)×3バイアル
LAL凍結乾燥品(発色合成基質、トリス塩酸バッファーおよび(1→3)-β-D-グルカン誘導体を含有)
*トキシノメーターで約20回、マイクロプレートリーダーで約40回分
2.Control Standard Endotoxin凍結乾燥品500ng(精製LPSとして)×1バイアル
E. coli UKT-B株の菌体から精製したLPSで添加剤としてマンニトールおよびグリシンを含有
用途 マルチタイプの比色時間分析(トキシノメーター)用エンドトキシン検出キット。
使用方法 プロトコール
1.トキシノメーターを用いた測定
1)反応試験管(リムルステストチューブS)にChromogenic Limulus試薬100μlを分注する。
2)続いてエンドトキシンの希釈系列、エンドトキシン試験用水および試料を100μlずつ反応試験管に加える。
3)トキシノメータームを用いて以下の条件で測定する。
設定温度:37℃, wait time:5分(通常), しきい値:94.9%
4)エンドトキシン濃度の対数を横軸に、活性化時間の2回対数を縦軸にプロットし検量線を作製する。得られた検量線を用いて、試料の活性化時間からエンドトキシン濃度を算出する。
2.マイクロプレートリーダーを用いた測定
1)エンドトキシンの希釈系列、エンドトキシン試験用水および試料を50μlずつマイクロプレートの各ウェルに入れる。
2)続いて各ウェルにChromogenic Limulus試薬50μlを加える。
3)マイクロプレートリーダーを用いて以下の条件で測定する。
設定温度:37℃, 測定モード:カイネティック
測定波長:405nm(主波長)-650nm(副波長)
Onset OD:0.015
4)エンドトキシン濃度を横軸に、活性化時間を縦軸に両対数プロットし検量線を作製する。得られた検量線を用いて、試料の活性化時間からエンドトキシン濃度を算出する。
試薬の調製
1.Chromogenic Limulus試薬の調製
エンドトキシン試験用水を乾熱したピペットを用いて2ml取り、Chromogenic Limulus試薬に加える。ゴム栓を濡らさないようにゆっくり撹拌し完全に溶解する。溶解後は冷蔵6時間以内に使用する。保存する場合は、-80℃以下で凍結し、2週間以内に使用する。
2.Control Standard Endotoxinの調製
エンドトキシン試験用水を乾熱滅菌したピペットを用いて終濃度を1,000EU/mlになるようにエンドトキシン標準に加える。ボルテックスミキサーで激しく2分間撹拌し完全に溶解する。溶解後は2~10℃保存で1ヶ月以内に使用する。
使用例 本品とトキシノメーターを用いることにより0.0005~5 EU/mlの広い範囲で、高い相関の検量線が得られる。
使用上の注意 1.試験管,ピペットなどの器具は250℃で90分以上乾熱滅菌したものを、96穴マイクロプレートはエンドトキシン汚染がないことを確認したものを用いる。
2.本品はエンドトキシンに対して極めて鋭敏に反応しますので、ピペット,その他の器具および溶解水などによるエンドトキシン汚染には十分注意すること。
3.変色したり、溶解した時に多量の不溶物が生じたりしたものは変質しているので使用しないこと。
4.本品の毒性については確認されていないので、吸い込んだりしないよう取り扱いには十分注意すること。
5.Chromogenic Limulus試薬に含まれる(1→3)-β-D-グルカン誘導体は、低濃度ではリムルスHS-Jテストワコーなど通常のリムルス試薬を強くゲル化するので、これらの試薬の混入には十分注意すること。

物性情報

溶解性 水に溶ける「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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  • 掲載されている製品について
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