ホルムアルデヒド-テストワコー
Formaldehyde-Test wako
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ドキュメント
概要・使用例
| 概要 | ホルムアルデヒドテストワコーは4-アミノ-3-ヒドラジノ-5-メルカプト-1,2,4-トリアゾールとがアルカリ性でホルムアルデヒドと反応して赤紫色に発色し、これを比色することによりホルムアルデヒドの量を定量するキットです。キットは試液のみで構成されており、標準液は含まれていませんので、使用時に含量既知のホルマリンから標準液を作成する必要があります。 衣料品や合板家具,食器類など生活用品の中には微量のホルムアルデヒドを発生又は溶出するものがあり,この微量のホルムアルデヒドの測定は従来,アセチルアセトン法やクロモトロープ酸法,フロログルシン法で行なわれていましたが,夾雑物の妨害を受けたり,呈色の安定性などに問題がありました. ホルムアルデヒド-テストワコーはホルムアルデヒドと特異的に反応し,かつ, 夾雑物の影響を受けない呈色試薬である4-アミノ-3-ヒドラジノ-5-メルカプト-1,2,4-トリアゾールとその他必要試薬を溶液とし,微量のホルムアルデヒドを迅速にかつ容易に測定できるよう工夫されたキットです. 測定法の原理4-アミノ-3-ヒドラジノ-5-メルカプト-1,2,4-トリアゾールはアルカリ性で,ホルムアルデヒドと縮合して中間体を生成します. これは非常に酸化を受けやすく,6-メルカプト-S-トリアゾロ[4,3-b]-S-テトラジンを生成し,550nmに極大吸収をもつ赤紫色を呈し,反応液の吸光度を550nmで測定することによってホルムアルデヒドの量を知ることができます. Formaldehyde-Test wako の特長 (1) 操作が簡単です. 順次,試液を加えるだけで操作時間約30分でホルムアルデヒド量が測定できます. (2) 高感度です.0.1ppm 以上のホルムアルデヒドが測定でき,アセチルアセトン沈に比べ約3倍の鋭敏度です. (3) 特異的です.従来のホルムアルデヒド測定法の妨害物質(ケトン類,エステル類,アルコール類,窒素化合物等)の影響はほとんど受けません. (4) 呈色は安定です. 2時間後も呈色液の吸光度は変化いたしません. (5) 日差変動が少なく再現性の良い測定値が得られます. |
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| 構成 | (1) アルカリ試液 (5N-水酸化カリウム液)……200ml×1びん (2) 発色試液 (4-アミノ-3-ヒドラジノ-5-メルカプト-1,2,4-トリアゾール液)……200ml×1びん (3) 酸化試液 (過ヨウ素酸カリウム液)……200ml×1びん |
| 使用方法 | 使用器具 ・試験管 ・メスピペット (2.0ml) ・分光光度計,または, 530~550nmのフィルターをもつ光電比色計ホルムアルデヒド測定試験溶液の調製法(A) 合板家具……「日本木材加工技術協会ホルムアルデヒド測定法」による. 1. 試験片作成各試料合板から5×15cmの試験片10ケを作成. 2. 水にホルムアルデヒドを吸収させるデシケーター240mm(化学分析用ガラス器具JIS R3503)の底部に 300mtの水を入れた結晶皿(径120mm, 高さ60mm)をおき,この上に冶具に固定した試験片10ケをのせ,20~25゚Cで24時間放置して水にホルムアルデヒドを吸収させ,検液とする. 以下測定操作法に従う. (B) 衣料品……「JIS L 1041(樹脂加工織物試験方法)=遊離ホルムアルデヒド試験,フロログルシン法」による. 約1gの試験片を採取して正確にはかり,細かく切って共セン付三角フラスコに入れ,これに非イオン系浸透剤0.01%水溶液100ccを加え,25±1℃でときどきかきまぜながら1時間抽出を行なう. この抽出液をガラスフィルター(G3)でロ過し,その50ccをビーカーとり,検液とする. 以下測定操作法に従う. (C) 食容器等……「食品衛生法 : 合成樹脂製の器具または容器包装のホルムアルデヒド試験法」による. 試料を水でよく洗い,浸出溶液として水を用いてつぎのように操作して作る. 液体を滴たすことができる試料にあっては,60℃に加熱した浸出用液を満たし,時計ザラでおおい,60℃に保ちながらときどきかき混ぜて30分間放置する. 液体を満たすことができない試料にあっては,表面積1cm2につき2mlの割合の60℃に加熱した浸出用液をとり,試料を浸した後,時計ザラでおおい,60℃に保ちながらときどきかき混ぜて30分間放置する.この試験溶液10mlをとり,20%リン酸1mlを加えた後,200mlのメスシリンダーに水5~10mlをいれ,冷却器のアダプターが水に浸るようにして水蒸気蒸留を行なう. 留液が約190mlになったとき蒸留をやめ,水を加えて200mlとする. 内容液を検液とする. 以下測定操作法に従う. 測定操作法……検体(S)……標準(Std)……盲検(Bl)試料……検液 2.0ml……標準液2.0ml……蒸留水2.0mlアルカリ試液……2.0……2.0……2.0発色試液……2.0……2.0……2.0振り混ぜたのち,20~35℃にて15分放置酸化試液……20……2.0……2.0発泡が止むまで振り混ぜる(約15秒)盲検を対照として検体の吸光度(Es)および標準の吸光度(Estd)を測定分光光度計……550nm光電比色計……530~550nmのフィルターホルムアルデヒド標準液の調製法及び検量線の作り方(1) ホルムアルデヒド希釈原液の調製ホルマリン(特級 ; 約37%)約1.3mlを500mlのメスフラスコにとり,蒸留水にて標線まで希釈する.この希釈原液はホルムアルデヒド約0.1%(=1,000ppm)溶液である.(2) 希釈原液のホルムアルデヒド含量の定量(衛生試験法注解(1973)「衣服処埋剤試験法」の項を参照して下さい.)共栓付きマイヤーフラスコに 0.1N-ヨウ素溶液 20mlをホールピペットでとる. 希釈原液10ml をホールピペットでとり,静かに注加する. 1N-水酸化カリウム液20mlをメスシリンダーで加え,密栓して冷暗所 |
| 使用上の注意 | 測定上の注意(1) 呈色液は安定で2時間後も吸光皮の変化はありません. (2) 発色試液添加後の放置温度(20~35゚C)にご注意下さい. (3) 各試液は,開栓したまま長時間放置しますと,バラツキの原因となります. 使用後はただちに密栓して保存して下さい. (4)ケトン類,エステル類,アルコール類,窒素化合物類などが,1,000ppm 程度共存していても,本法ではほとんど影響を受けません. (5)ホルムアルデヒド以外の他のアルデヒド(例えば,アセトアルデヒドやアクロレインなど)は5ppmまで共存しても,ホルムアルデヒドの測定には影響しません. 10ppm以上では微紅色を帯び数十ppmを越えると紅色を呈します. (6)アルカリ試液,酸化試液および呈色液はアルカリ性ですから,皮膚に付着したときは,ただちによく水洗して下さい. |
物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- ホルムアルデヒド - テストワコー
ホルムアルデヒド測定キット
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- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
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- 【医薬品原料】
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