WE 174
WE 174
ドキュメント
概要・使用例
概要 | 〈組織細胞化学〉〈包埋剤〉 包埋は組織片(塊)を一定で均等な硬度にし、組織内の中腔部を包埋剤で埋めることにより、薄切時に変形しない強度を持たせます。また、取り扱い易さなどの保存性を増します。 光学顕微鏡ではパラフィン包埋が、電子顕微鏡では各種樹脂による包埋が一般的に使用されますが、包埋に代わり凍結法を利用する場合も増えています。 〈電子顕微鏡用〉 電子顕微鏡用の包埋剤には次のような条件が要求され、エポキシ樹脂をはじめ各種の樹脂が使われています。 ・重合の際に収縮しない。 ・モノマーは取り扱いやすく、組織内に浸透しやすい。 ・透明で、なるべく色がついていない。 ・重合したものは電子線に強い。 ・適当な硬さの重合体をつくりやすい。 ・薄切しやすい。 エポキシ樹脂系の包埋剤は硬化剤や重合触媒、加速剤などの種類や添加量をコントロールすることにより、硬さを調節することができます。 〈包埋樹脂〉 主成分 : エチレングリコールジグリシジルエーテル。 |
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用途 | 電子顕微鏡用試料調製用包埋剤。 |
使用方法 | 樹脂混液(Resin-Mixture, RM); WE-17434.1ml NSA60.3ml MNA5.6ml DMP-301.5ml 包埋操作:n-Butyl glycidyl ether : RM=1 : 1 30min~1h RM1h×3回 硬化条件:60℃, 24~48h 硬さ:Luft法のA : B=6 : 4 ~ 5 : 5程度 |
物性情報
外観 | 無色~わずかにうすい黄色, 澄明の液体 |
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溶解性 | エタノール, アセトンに混和。水にやや難溶。 エタノール及びアセトンに極めて溶けやすく、水にやや溶けにくい。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
引火点 | 157℃ (クリーブランド開放式) |
密度 | 1.18~1.20g/ml (20℃) |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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