川端アシル化触媒
Kawabata Acylation Catalyst
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製品コード
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容量
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価格
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在庫 / 納期目安
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50mg
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ドキュメント
概要・使用例
| 概要 | 本品はグルコース誘導体の4位の水酸基を選択的にアシル化できる触媒です。 単糖類の4位選択的アシル化触媒 グルコース誘導体の4位の水酸基を選択的にアシル化する触媒です。従来の保護・脱保護などの煩雑な操作が不要であり、また酵素法を用いた場合のジアシル化の心配も不要です。糖誘導体・配糖体の短段階合成の実現にご活用ください。 化学名:2',5'-[4-(N-Pyrrolidinyl)pyridine]bis[(2-acetylamido)-3-(1H-indol-3-yl)]propionic Acid Octyl Ester Wako Organic Square No.27, p.8 (2009.3) Kawabata Acylation Catalyst【 2', 5'-[4(- N-Pyrrolidinyl)pyridine]bis([ 2-acetylamido)-3(- 1H-indol-3-yl)]propionic Acid Octyl Ester】 選択的アシル化触媒 本品は、選択的にグルコース誘導体の4位をアシル化できる触媒です。 和光純薬時報 Vol.76 No.4 p19 (2008.10) 複数ある反応箇所の中から、特定の位置で選択的に反応が進行する触媒は報告例が少ないことが知られています。その触媒の一つとして、糖の水酸基を選択的にアシル化する川端アシル化触媒(1)が挙げられます。本品は、グルコース誘導体のアシル化において反応性の高い6位の1級水酸基ではなく、反応性の低い4位の2級水酸基でアシル化が進行します。今回、触媒1を用いた新たな応用例が報告されましたので、紹介します。 末端に水酸基を有する直鎖アルキルジオールのモノアシル化は、過剰に反応したジアシル化が同時に起きるため非常に難しい反応とされています。触媒1を用いたジオールのモノアシル化反応において、ジアシル化体の生成を抑え高い収率でモノアシル化体が得られています。 触媒1の応用例として、4つの水酸基にそれぞれ異なる保護基を導入したグルコース誘導体の合成を行っています。対応する脱保護の処理を行うことによって、望みとするモノアルコール体が高い収率で得られます。これらのモノアルコール体は、様々なグルコース誘導体の合成に応用が可能です。 また、医薬品への応用として、強心配糖体として知られているdigitoxinのアシル化を検討しています。digitoxinは5つの水酸基を有していますが、触媒1を用いることによって、4'''位の水酸基のみがアシル化されたdigitoxinが高収率で得られます。 (Wako Organic Square No.44, p6) |
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| 使用上の注意 | 不活性ガス封入 |
物性情報
| 外観 | 白色~黄褐色, 粉末又は塊 |
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| 溶解性 | エタノールに溶け、水及びアセトンにほとんど溶けない。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- 2',5'-[4-(N-ピロリジニル)ピリジン]ビス[(2-アセチルアミド)-3-(1H-インドール-3-イル)]プロピオン酸オクチルエステル
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
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