40%グリオキサール溶液
40%Glyoxal Solution
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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500g
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20以上 |
ドキュメント
概要・使用例
概要 | 最も簡単な脂肪族ジアルデヒドであるグリオキサールは、純品の融点が15℃,沸点が51℃の淡黄色の液体である。しかし、すぐに吸湿重合して白色の粉末になるため、取り扱いやすいように水溶液にしてある。水溶液ではグリオキサールは水加物ポリマーの形で存在しているため、揮発性,臭気がほとんどない。そのため、アルデヒドでありながらも皮膚や粘膜の刺激性が小さい、引火性や臭気がないなどの特徴がある。しかしながら、アルデヒドとしての一般的性質を持っているため、揮発性,刺激性の高いホルマリンに比して作業性がよい。グリオキサールはヒドロキシル基を持つ化合物と反応して架橋構造を作るため、水溶性を下げたり,表面加工の目的に使われる。 本品には重合禁止剤等を添加していない。 |
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用途 | 有機合成原料、繊維処理剤、土壌硬化剤、紙仕上げ剤 〈電気泳動・ブロッティング試薬〉〈ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)用試薬〉〈変性剤〉 RNAが持つ2次構造を解消する作用があり、RNAを電気泳動する際に用いる。 |
使用上の注意 | 保存中にポリマーを生成し、沈殿を生じる性質がある。特に寒冷時には促進される。しかし、50℃位に加温すれば完全溶解するので品質的に問題はない。 アルカリ存在下でグリコール酸アルカリ塩に変化するので、pHは6~8で使用するのが望ましい。また、少量の酸を含むため、耐酸性のない鉄製容器などの使用は避ける。 アルゴン封入 |
物性情報
溶解性 | 水に易溶。有機溶媒に可溶。 水と任意の割合で混和する。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
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pH情報 | 不純物として酸2%以下を含むため弱酸性を示す。 |
密度 | 1.267~1.277g/mL (20℃) |
濃度 | 38.0~42.0% (Titration) |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- オキサルアルデヒド溶液
しゅう酸ジアルデヒド溶液
40%グリオキサール溶液
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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