ドデシルメチルスルフィド
Dodecyl Methyl Sulfide
ドキュメント
概要・使用例
概要 | 弱臭硫黄化合物。弱臭硫黄化合物は硫黄原子に結合するアルキル鎖の一つをドデシル基にした化合物で、揮発性を抑え不快な臭いを低減しました。近年、弱臭硫黄化合物の検討がなされ、エーテルおよびエステルの脱アルキル化や、Corey-Kim,Swern酸化に代表されるアルコールの酸化反応に応用が可能です。 (Wako Organic Square No.9 p13(Nov. 2002)) (Wako Organic Square No.10 p.4(Mar. 2003)) (Wako Organic Square No.11 p.5(Sep. 2003)) (Wako Organic Square No.12,p.6(Mar.2004)) (Wako Organic Square No.16, p9 (2006.3)) (Wako Organic Square No.50, p8) (Wako Product Update No.9, p.24 (2004)) 弱臭硫黄化合物硫黄原子に結合するアルキル鎖を長くすることにより揮発性を抑え、不快な臭いを低減しました。 弱臭硫黄化合物に関する検討によると、スルフィド(1)、スルホキシド(2)はそれぞれCorey-Kim酸化やSwern酸化に代表されるアルコールの酸化反応に応用することができます。特にCorey-Kim酸化反応では取り扱いが容易な溶媒を用いても反応は進行します。さらに、スルホニウム塩(3)はオキシランの合成やミセルを形成するメチル化剤としても利用が可能です。また、ベンゼン環に官能基変換の容易なトリメチルシリル基(TMS)を導入したチオール(4)、(5)もご用意しています。 (Wako Organic Square No.16, p9 (2006.3)) |
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用途 | 有機合成原料。 |
物性情報
外観 | 無色澄明の液体 |
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溶解性 | 水に難溶である。 |
密度 | 約0.85g/mL |
製造元情報
別名一覧
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