コロイド鉄原液
Colloidal Iron Stock Solution
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比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫 / 納期目安
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100mL
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ドキュメント
コロイド鉄染色
コロイド鉄染色法はコロイド鉄粒子(Fe2O3)を酸性粘液多糖類に結合させ、これをベルリンブルー反応で検出する方法です。
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染色結果
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*1 : コロイド鉄使用液
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概要・使用例
| 概要 | 〈組織細胞化学〉〈染色剤〉〈染色液〉〈多糖類染色〉〈コロイド鉄染色法〉 コロイド鉄染色法はコロイド状の3価の鉄(Fe2O3)を酸性ムコ多糖に付着させ、これをプルシアン青反応で検出する方法です。酸性ムコ多糖は青色に染色される。 病理組織研究、臨床病理検査、解剖学の分野で、光顕および電顕での酸性ムコ多糖類の検索に使用可能。 皮下結合組織、大動脈、臍帯などの酸性ムコ多糖は繊細な線維網状に青く染まる。 また肥胖細胞顆粒、腸管の胚細胞、唾液線の粘液細胞、気道や子宮膣部の粘液腺などの上皮内粘液も青色に染まる。 【組 成】 ・0.05% トルイジンブルー溶液 : pH7.0 1液 : 0.1mol/l クエン酸溶液 2液 : 0.2mol/l りん酸水素二ナトリウム溶液 ※1液、2液を以下のように混合、各緩衝液を調製し、これにトルイジンブルーを0.05%の割合で溶解します。 pH7.0液 1液 : 2液= 3.5 : 16.5(ml) (Wako BioWindow JUN.2012/No.117, p18) |
|---|---|
| 用途 | 顕微鏡標本染色用、酸性ムコ多糖の染色。 |
| 使用方法 | (1)試液の準備 コロイド鉄染色液(用時調製) コロイド鉄原液…10ml 蒸留水…18ml 氷酢酸…12ml 1pH 1.6~1.9に調製 塩酸・フェロシアン化カリウム溶液(用時調製) 2%フェロシアン化カリウム…1容 0.15mol/l塩酸…1容 パラフィン切片 ↓ 脱パラ・水洗 ↓ 30%酢酸…30秒 ↓ コロイド鉄染色液…2時間 ↓ 30%酢酸 1…10分 2…10分 3…10分 ↓ 水洗(蒸留水) ↓ フェロシアン化カリウム塩酸溶液…20分 ↓ 水洗(蒸留水)…4~5分 ↓ 核染色 ↓ 水洗 ↓ 脱水・透徹・封入 (2)電顕の場合 試液の準備 グルタルアルデヒド溶液:25%グルタルアルデヒド-0.1mol/lカコジル酸バッファー、pH 7.3 1)組織をグルタルアルデヒド溶液にて前固定する。 2)バッファーにて洗浄したブロックのままか、あるいは凍結または未凍結切片(30~50μm)を、コロイド鉄染色液中に室温で1~24時間浸漬する。 3)25~30%酢酸にて3回、次に蒸留水で洗浄する。 4)常法に従いオスミウム酸で後固定、脱水、Epon包埋、切片標本を作製し検鏡する。 |
物性情報
| 外観 | 暗赤褐色澄明の液体 |
|---|---|
| 溶解性 | 水及びエタノールと任意の割合で混和する。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
| pH情報 | pH (25℃) : 1.6~3.5 |
| 引火点 | None |
| 組成 | 29%塩化第二鉄…88ml, 蒸留水…1,000ml 加熱沸騰後透析 |
| 濃度 | 0.04~0.10 w/v% (as Fe) |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
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