BES-Thio BES-Thio

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	販売元 025-15481 JAN 4987481453128	1mg	希望納入価格 33,300 円	販売店へ照会	検査成績書

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アプリケーション

概要・使用例

概要	本品はチオール基に特異性を持つ蛍光プローブです。本品のフルオレセイン構造部分には保護基1分子が結合しており、通常状態では蛍光を発していませんが、反応環境下にチオールが存在すると保護基が解離され、蛍光を呈します。また、保護基が1分子であることから親水性が高く、本品をエタノールに溶解させた後に緩衝液で希釈することで水溶性溶液として取り扱うことができます。そのため、酵素-基質反応液に直接添加することが可能であり、チオール定量に基づく酵素活性測定に活用することができます。 セレノール(-SeH)はチオール基の硫黄が微量元素セレン(Se)に置き換わっており、セレノシステインに含まれ、グルタチオンペルオキシダーゼやチオレドキシンリダクターゼなどの抗酸化に関わる酵素に含まれ、生体に重要な役割を果たしているものと思われています。セレノールとチオールは似た構造をとっていますが、そのpKa値に差があるため、反応系のpHを変化させることでチオール基だけでなくセレノール基をも検出することができます。 チオール/セレノール選択的蛍光プローブBESーThioチオール基を検出する試薬としていくつかの化学発光・発色試薬及び蛍光試薬が知られています。しかしこれらの多くは親水性が低く、検出反応に多量の有機溶媒を加える必要があるため、生化学的反応で発生するチオールの検出には適していません。本品は、エタノールストック溶液を200倍希釈した水溶液として利用できるチオール検出蛍光プローブです。そのため、コリンエステラーゼの酵素活性測定など、チオール検出に基づく酵素アッセイをマルチウェルプレートを用いて簡便迅速に行うのに適した試薬です。また、チオール基の硫黄(S)がセレン(Se)に置換したセレノール基をBES-Thioの反応系のpHを変えることで特異的に検出することができるため、セレノプロテイン検出用試薬としても用いることができます。【特 長】●高い親水性●pH7.4においてチオールに応答●pH5.8においてセレノールに応答 (和光純薬時報 Vol.74 No.3, p20 (2006.7)) (Wako Bio Window No.75, p16 (2006.6)) (Wako Bio Window No.79, p27 (2006.12)) (Wako BioWindow NOV.2013/No.127, p6) (Wako BioWindow JUN.2014/No.131, p10) (Wako BioWindow NOV.2014/別冊号 vol.1, p79) (和光純薬時報 Vol.82, No.2(2014), p19) (和光純薬時報 Vol.82, No.4(2014), p24)
用途	チオール基/セレノール基の検出.生成物がチオール/セレノールを含有する酵素反応の活性測定.
使用方法	エタノールに溶解させて5mM溶液を調製する(ストック溶液)。ストック溶液を緩衝液などで200倍希釈してプローブ溶液を調製し、このプローブ溶液を酵素-基質反応液などと混合して使用する。ex)96穴マイクロプレートを使用してコリンエステラーゼ活性を測定する場合　酵素-基質反応液:10μl　＋　プローブ溶液:170μl　　を混合する。　一定時間インキュベートし、発生した蛍光を検出。 励起波長：495nm検出波長：535nm

物性情報

外観	黄色～黄褐色, 結晶性粉末～粉末
特異性	チオール基(pH7.4の反応条件下)セレノール化合物(pH5.8の反応条件下)

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

関連製品

製品ラインアップ

• チオール反応性蛍光プローブ

製品一覧

製品名
7-ジエチルアミノ-3-(4-マレイミドフェニル)-4-メチルクマリン	細胞生物学用
ViVidFluor Cell Green CMFDA	細胞生物学用