P3-[1-(2-ニトロ)フェニルエチル]アデノシン5'-三リン酸三ナトリウム塩
P3-[1-(2-Nitro)phenylethyl]adenosine 5'-Triphosphate Trisodium Salt (Caged ATP)
- 規格含量 :
- 98.0+% (HPLC)
- 製造元 :
- (株)同仁化学研究所
- 保存条件 :
- 冷凍 (ドライアイス輸送)
- CAS RN® :
- 67030-27-7
- 分子量 :
- 722.28
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
|
製品コード
|
容量
|
価格
|
在庫
|
|
---|---|---|---|---|---|
|
|
1mg
|
|
1 |
|
|
|
5mg
|
|
販売終了
|
|
ドキュメント
- スペクトルデータ
-
- 検査成績書
-
- 校正証明書
-
概要・使用例
概要 | 測定波長 : λex=340nm(光照射) 〈細胞研究試薬〉〈細胞増殖・シグナル伝達研究試薬〉〈サイクリックヌクレオチドとその調節関連試薬〉〈Caged化合物〉 Caged化合物は、各種ヌクレオチドのりん酸基に1-(2-ニトロフェニル)エチル基が結合したものです。細胞内では生理的に不活性ですが、300~360nmの光照射により、ヌクレオチドと2-Nitrosoacetophenoneに分解され、活性なヌクレオチドが放出されます。現在、外部刺激に対する細胞内での情報伝達機構が次第に明らかになりつつあり、こうした各種のヌクレオチドは重要な役割を担っています。従ってこれらのCaged化合物を細胞内へ注入後、細胞の特定の微小部位に光を照射することにより、光分解反応で細胞内ヌクレオチド濃度ジャンプを瞬時に行わせる事ができます。このように部位特異的に活性なヌクレオチドを放出できるため、細胞の情報伝達システムを解明するために有用です。 本品はCaged化合物として最も歴史が古く、筋収縮を始めATPが関与するあらゆる反応のトリガーとして利用されている。ミオシンヘッドとアクチン繊維からなるcross-bridgeの反応メカニズムの解明等にCaged化合物のなかでも最も汎用されている化合物である。例えばその他にも筋小胞体のCa ATPaseの研究やラット心筋のATP感受性カリウムチャネルの研究などATPを要求する多くの生体反応メカニズム解明に役立っている。また、DNA修復メカニズムの研究や、ATP結合タンパクの構造と機能に関する研究にも利用されている。5mmol/lのCaged ATPを用いた場合、40%を活性化するのに要する光エネルギーは、10mm2当り20mJ(237nm)である。 〈情報伝達関連試薬〉〈Caged化合物〉 豊富なラインアップ! ケージド化合物 ケージド化合物とは、光照射で脱保護できる保護基で生理活性分子を保護し、一時的に活性を失わせた化合物です。近紫外フラッシュランプ・レーザー照射・二光子励起用近赤外パルスレーザーにより、脱保護され、元の生理活性物質が放出されます。光照射による経時的な制御が可能ですので、各種生理活性物質の動態解析に有用なツールです。 (Wako BioWindow MAR2016 / No.142, p7) |
---|---|
使用上の注意 | 遮光保存。 |
物性情報
外観 | 白色粉末 |
---|
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- P3-1-(2-ニトロ)フェニルエチルアデノシン5'-三リン酸ナトリウム塩
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
Share