バブル ブロック
Bubble Block
- 製造元 :
- (株)ニッポンジーン
- 保存条件 :
- 室温
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
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比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫 / 納期目安
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5mL
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ドキュメント
- 添付文書
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- スペクトルデータ
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- 検査成績書
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- 校正証明書
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- 分析チャート
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製品説明
Bubble Block(バブルブロック)は、アガロースゲル調製時に生じる泡の発生を抑制する消泡剤です。点眼タイプの容器に封入されているため添加が簡単で、一滴が約30 μl です。
電子レンジでバッファー中のアガロースを溶解する場合、本品を適量添加しておくことで沸騰時の泡の発生が抑制され、噴きこぼれの危険性が大幅に減少します。特に、EtBr を含んだアガロースゲルの噴きこぼれは大変危険であり、安全面においても有効な添加剤です。
また、アガロースゲルをトレイに流し込む際にも、泡の発生が抑制されます。

特長
- アガロース調製時の泡を抑制
- 扱いやすい点眼容器
- 電気泳動への影響がない
- ゲルからのDNA抽出操作やLigation、PCR への阻害がない
- 室温保存が可能
使用例
使用方法

- 容器にアガロースとバッファーを量り入れ、十分になじませる。
- 本品(Bubble Block)を激しく振って溶液を白濁させてから、1. のアガロースに適量を滴下する。*1
- 電子レンジで加熱し*2、アガロースを溶解する。*3
*1 一滴は約30 μl となります。下記の使用例を参考に適量を添加して下さい。
*2 推奨する電子レンジのワット数は、500~600Wです。
*3 噴きこぼれが発生する可能性がある場合には、電子レンジによる加熱を一旦止めて下さい。
使用例1 スタンダードタイプのアガロース
使用アガロース例
- Agarose S(スタンダードタイプ)
- Agarose HS(スタンダードタイプ)
- Agarose H(高強度タイプ)
調製条件
調製条件:50 mL のアガロースゲル(TAE)を100 mLの三角フラスコ(2 倍容積)で調製。
Bubble Block添加量
| ゲル濃度 | 0.50% | 1% | 2% | 3% |
|---|---|---|---|---|
| 添加量 | - | 1滴 | 1滴 | 1滴 |
使用例2 短鎖フラグメント分離タイプのアガロース
使用アガロース例
- Agarose 21(低分子量核酸分離用)
調製条件
調製条件:50 mL のアガロースゲル(TAE)を100 mLの三角フラスコ(2 倍容積)で調製。
Bubble Block添加量
| ゲル濃度 | 0.50% | 1% | 2% | 3% | 4% | 5% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 添加量 | 1滴 | 1滴 | 1滴 | 1滴 | 1滴 | 2滴 |
使用例3 低融点タイプのアガロース
使用アガロース例
- Agarose XP(低分子量核酸分離用・低融点タイプ)
調製条件
調製条件:50 mL のアガロースゲル(TAE)を100 mLの三角フラスコ(3.3 倍容積)で調製。
Bubble Block添加量
| ゲル濃度 | 0.50% | 1% | 2% | 3% | 4% | 5% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 添加量 | 1滴 | 1滴 | 1滴 | 1滴 | 2滴 | 2滴 |
上記アガロースは株式会社ニッポンジーンの製品となります。各アガロースの特長はこちらからご覧ください。
FAQ
- Bubble Block(本品)で突沸を防ぐコツは?
- ご使用前に本品を激しく振り、溶液を白濁させてからバッファー入りのアガロースに滴下して下さい。滴下後は混ぜ合わせず、そのまま電子レンジで加温して下さい。また、電子レンジから出してすぐに撹拌すると、突沸する恐れがありますのでご注意ください。
- 寒天培地作製時に使用できますか?
- 突沸を防ぐ効果は期待できます。しかし、本品は滅菌処理を施しておりませんので、無菌条件で行うご実験用途には使用することが出来ません。
概要・使用例
| 概要 | Bubble Block(バブルブロック)は、アガロースゲル調製時に生じる泡の発生を抑制する消泡剤です。 点眼タイプの容器に封入されているため添加が簡単で、一滴が約30 μl です。 電子レンジでバッファー中のアガロースを溶解する場合、本品を適量添加しておくことで沸騰時の泡の発生が抑制され、 噴きこぼれの危険性が大幅に減少します。特に、EtBr を含んだアガロースゲルの噴きこぼれは大変危険であり、安全面においても有効な添加剤です。 また、アガロースゲルをトレイに流し込む際にも、泡の発生が抑制されます。 (Wako BioWindow JUN 2022 / No.172, p39) |
|---|---|
| 特長 | ・アガロース調製時の泡を抑制 ・扱いやすい点眼容器 ・電気泳動への影響がない ・ゲルからのDNA抽出操作やLigation、PCR への阻害がない ・室温保存が可能 |
物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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