DGKη(DGKH)
DGKη(DGKH)
- 製造元 :
- カルナバイオサイエンス(株)
- 保存条件 :
- -80℃ (ドライアイス輸送)
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
ドキュメント
- 検査成績書
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- 校正証明書
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概要・使用例
概要 | カルナバイオサイエンスの新規脂質キナーゼ ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK) ■ジアシルグリセロールキナーゼ(Diacylglycerol kinase ; DGK)ついに発売 これまでDGKの研究については、市販品の活性型酵素が手に入らなかったため、リコンビナントキナーゼではなく細胞抽出液が用いられてきました。また検出も放射性同位元素を用いた薄層クロマトグラフィーでのアッセイなどで行っており、手間がかかるものでした。 この度、カルナバイオサイエンスから発売されたDGKはヒトリコンビナントの活性型DGKであり、DGK関連の研究を大幅に加速させることが期待されます。 ■DGKとは ジアシルグリセロールキナーゼは、脂質の一種であるジアシルグリセロール(Diacylglycerol ; DG)をりん酸化する脂質キナーゼです。DGはDGKによってフォスファチジン酸(Phosphatidic acid ; PA)に変換されます。 ■DGKのアイソザイム DGKには10種のアイソザイムが存在し、各アイソザイムはその構造からType I(α、β、γ)、Type II(δ、η、κ)、Type III(ε)、Type IV(ζ、ι)及びType V(θ)に分類されています。カルナバイオサイエンスは、これら10種のヒトリコンビナントタンパクを昆虫細胞に発現させ、活性のある酵素として発売いたします。 ■注目をあつめるDGK 千葉大学大学院の坂根先生らのグループが東京大学のライブラリー化合物を用いてDGKαに対する阻害剤のスクリーニングを実施し、CU-3というATP拮抗型の阻害剤を見出しました。DGKαはがん細胞の増殖とT細胞の免疫寛容の両方に関与していることから、DGKαの阻害剤は1つの薬剤でがん細胞の抑制のみならず、今話題の免疫チェックポイント阻害剤と同等の効果も期待できるようです。 ■カルナバイオサイエンスは高品質キナーゼを提供します カルナバイオが提供するDGKは酵素活性の測定及び阻害剤の研究に使用できます。 活性は脂質(基質)に補因子を添加し、キナーゼによるりん酸化で消費されたATPの消費を検出する系で測定しております。測定結果はProduct Sheetとしてご提供いたします。 ■タグ違いのDGKも取り揃えております GST-tag品とBTN-tag品*の2種類をご用意させていただきました。BTN-tag品は表面プラズモン共鳴(SPR)やバイオレイヤー干渉法(BLI)といった物質間の結合親和性など、相互作用を評価する方にお勧めです。 * : Biotinがキ�ーゼのN末端に1分子結合しています。 ※メーカーコードに「-20N」のない製品 : GST-tag品、「-20N」のある製品 : BTN-tag品 (Wako BioWindow JUL.2016 / No.145, p24) |
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物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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