シクロアミロース
Cycloamylose
- 製造元 :
- 江崎グリコ(株)
- 保存条件 :
- 室温
- 分子式 :
- (C6H10O5)n
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
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比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫 / 納期目安
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5g
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照会 |
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ドキュメント
- 添付文書
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- 検査成績書
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- 校正証明書
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- 分析チャート
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概要・使用例
| 概要 | シクロアミロース シクロアミロースは、グルコースがα-1,4結合で環状に結合した分子です。これに似た分子にシクロデキストリンがあります。シクロデキストリンはグルコースの重合度が6、7、8の低分子であるのに対し、シクロアミロースは重合度17以上の高分子です。 *今回発売するシクロアミロースは、重合度22~約50(重量平均分子量6,000~8,000)の混合物です。 【構造】 重合度26のシクロアミロース(CD26)は、2つのへリックス構造が逆平行につながった様な結晶構造をもちます1)。一方、水に溶解したシクロアミロースは、特定の構造をとらず、よりフレキシブルな構造をとることが小角X線散乱法による解析から示唆されています2)。これに対し、シクロデキストリンは平面的な環状の結晶構造をもちます。溶液中でもほぼ同じ構造で溶解していると考えられます。(図1) 【特長】 ・水溶解性が高い 冷水に易溶。加温により0.3 g/ml以上溶解します。 ・水溶液の安定性が高い ただし、溶液で保存する場合、無菌状態での保存をおすすめします。 ・包接能を持つ シクロアミロースは、へリックス構造などの立体構造により形成される疎水性空洞内にゲスト分子を包接することができます。(図2) ゲスト化合物の種類により、強く包接するシクロアミロースの重合度が異なることも知られています4)。例えば、シクロアミロース水溶液にアルキル鎖の長さが異なるゲスト化合物を加え、沈殿として回収されるシクロアミロースの重合度分布を分析すると、重合度26、38、50、62などのシクロアミロースがより選択的に沈殿します。(図3) 【主な用途】 ・包接ホスト分子 ゲスト化合物の可溶化、安定化、徐放。 ・親水性高分子物質 グルコースの多数のOH基に、化学修飾により置換基を導入することができます。 (Wako Bio Window No. 81, p16 (2007.4)) |
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物性情報
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製造元情報
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