生化学検査用キット LabAssayTMシリーズ

ラボアッセイ™ シリーズは、ヒト・マウスなど動物試料を対象とした生化学検査用キットです。マイクロウェルプレートを用いて測定するため、必要となる検体量が少量ですみ、一度に多検体を測定することができます。

※ラボアッセイ™ シリーズは研究用試薬ですので、診断用に使用することはできません。

LabAssay™ シリーズ一覧

製品コード 測定項目 対象動物種 対象検体 検量線範囲 検体量 測定時間 容量
295-78901 アンモニア窒素 マウス・ラット・ヒト 血液 100~400 μg/dL 70 μL 約70 分 700 回用
291-58601 ALP マウス・ヒト 血清 0.0625~0.5 mmol/L 20 μL 約20 分 900 回用
294-65801 コレステロール マウス・ヒト 血清 50~592.2 mg/dL 2 μL 約10 分 1,000 回用
290-65901 クレアチニン マウス・ヒト 血清 2.5~10 mg/dL 50 μL 約40 分 500 回用
298-65701 グルコース マウス・ヒト 血清 50~500 mg/dL 2 μL 約10 分 1,000 回用
294-63601 遊離脂肪酸
(NEFA)
マウス・ヒト 血清 0.5~1.97 mEq/L
※オレイン酸1 mEq=1 mmol
4 μL 約20 分 750 回用
296-63801 りん脂質 マウス・ヒト 血清 150~596.1 mg/dL 2 μL 約10 分 1,300 回用
290-63701 トリグリセライド マウス・ヒト 血清 100~888 mg/dL 2 μL 約10 分 1,000 回用

ラボアッセイ™ アンモニア

アンモニアは主に腸内、腎臓で産生されます。
生体内で産生されたアンモニアは、肝臓の尿素サイクルによって尿素に変換され尿中に排泄されます。

測定原理(藤井・奥田法変法)

アンモニアは、フェノールと触媒であるペンタシアノニトロシル鉄(Ⅲ)酸ナトリウムとの反応により、ジオキシジフェニルアミンに変換されます。アルカリ条件下におけるジオキシジフェニルアミンと次亜塩素酸ナトリウムの反応により、インドフェノールを生成します。
本製品は、インドフェノールの呈する青色の吸光度を測定することにより、検体中のアンモニア窒素濃度を測定するキットです。

標準曲線

キット構成

・除たん白試液
・発色試液A
・発色試液B
・発色試液C
・アンモニア標準液
・標準液用希釈液
:100 mL x 1 本
:50 mL x 1 本
:25 mL x 1 本
:50 mL x 1 本
:15 mL x 1 本
:20 mL x 1本

キット性能

・検量線範囲
・測定時間
・検体量
・測定波長
:100~400 μg/dL(μg/100 mL)
:約70 分
:70 μL
:630 nm

使用文献(例)

  1. Inokuma, K. et al. : Microb. Cell Fact., 17, 153 (2018).

ラボアッセイ™ ALP

アルカリホスファターゼ(ALP)は肝臓をはじめ、骨、小腸などに広く分布している酵素です。特に骨代謝の研究分野では骨形成マーカーの1つとして用いられています。

測定原理

本製品は、p-ニトロフェニルりん酸を基質としてアルカリホスファターゼによって生成されるp-ニトロフェノール量を測定することにより、アルカリホスファターゼ活性を測定するキットです。

標準曲線

キット構成

・基質錠
・基質溶解液
・反応停止液
・標準液
:20 錠
:100 mL x 1 本
:100 mL x 1 本
:10 mL x 1 本

キット性能

・検量線範囲
・測定時間
・検体量
・測定波長
:0.0625~0.5 mmol/L
:約20 分
:20 μL
:405 nm

使用文献(例)

  1. Ito, S. et al. : J. Pharmacol. Exp. Ther., 333, 341 (2010). ※マウス腎臓組織抽出液
  2. Matsuyama, A. et al. : Clin. Exp. Pharmacol. Physiol., 45, 75 (2018). ※MC3T3-E1細胞, C2C12細胞
  3. Chiba, T. et al. : J. Atheroscler. Thromb., 23, 1099 (2016). ※マウス血漿
  4. Kohno, Y. et al. : Stem Cell Res. Ther., 8, 115 (2017). ※骨膜間葉系幹細胞
  5. Iwakura, T. et al. : J. Orthop. Res., 27, 208 (2009). ※ヒト培養細胞抽出液
  6. Furuya, Y. et al. : J. Biol. Chem., 286, 37023 (2011). ※マウス血清
  7. Itoh, T. et al. : J. Biol. Chem., 284, 19272 (2009). ※マウス培養細胞抽出液

ラボアッセイ™ コレステロール

コレステロールは生体の細胞膜の主要成分であり、多くの動物でステロイド合成の出発物質になることが知られている他、動脈硬化など血管系疾患の原因の一つになると考えられています。

測定原理

コレステロールオキシダーゼとコレステロールの反応で生じる過酸化水素がペルオキシダーゼ(HRP)の作用により、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリンナトリウム(DAOS)と4-アミノアンチピリンとを酸化縮合させます。
本製品は、酸化縮合により生成された青色色素の吸光度を測定することにより、検体中の総コレステロール量を測定するキットです。

標準曲線

キット構成

・緩衝液
・発色剤
・標準液
:150 mL x 2 本
:150 mL用 x 2 本
:10 mL x 1 本

キット性能

・検量線範囲
・測定時間
・検体量
・測定波長
:50~592.2 mg/dL(mg/100 mL)
:約10 分
:2 μL
:主波長600 nm, 副波長700 nm

使用文献(例)

  1. Kobayashi, Y. et al. : J. Pharmacogn. Nat. Prod., online (2015) doi: 10.4172/2472-0992.1000113  ※マウス肝臓抽出液
  2. Gao, F. et al. : Evid. Based Complement. Alternat. Med., 2015, 801291 (2015). ※ラット肝臓組織抽出液
  3. Yoshioka, H. and Onosaka, S. : Fundam. Toxicol. Sci., 3, 151 (2016). ※マウス血漿
  4. Fujii, N. et al. : Aging Cell, 16, 508 (2017). ※ラット血漿
  5. Ushio, M. et al. : Am. J. Physiol. Endocrinol. Metab., 305, E293 (2013).  ※マウス組織抽出液
  6. Kobayashi, Y. et al. : Biosci. Biotechnol. Biochem., 74, 2385 (2010).  ※ラット組織抽出液

ラボアッセイ™ クレアチニン

クレアチニンは筋・神経内でクレアチンりん酸から直接に、あるいはクレアチンの脱水によって生成され、腎糸球体でろ過されて体外に排出される代謝産物です。

測定原理(Jaffé法)

本製品は、アルカリ条件下でクレアチニンがピクリン酸と反応して生じる橙赤色色素を測定することによって、検体中のクレアチニン量を測定するキットです。

標準曲線

キット構成

・除タンパク試薬
・ピクリン酸試薬
・0.75 mol/L 水酸化ナトリウム溶液
・クレアチニン標準液
:150 mL x 1 本
:50 mL x 1 本
:50 mL x 1 本
:15 mL x 1 本

キット性能

・検量線範囲
・測定時間
・検体量
・測定波長
:2.5~10 mg/dL(mg/100 mL)
:約40 分
:50 μL
:520 nm

使用文献(例)

  1. Kawamoto, T. et al. : Glycative Stress Res., 3, 15 (2016). ※ヒト尿
  2. Guan, Y. et al. : J. Pharmacol. Sci., 135, 81 (2017). ※マウス尿、血漿
  3. Ito, K. et al. : Biol. Pharm. Bull., 38, 1169 (2015). ※ラット尿 、血漿
  4. Tahara, Y. et al. : Med. Chem. commun., 8, 415 (2017). ※マウス血清
  5. Nasrin, S. et al. : J. Pharmacol. Sci., 122, 270 (2013). ※ラット尿
  6. Toyama, K. et al. : Br. J. Pharmacol., 166, 1183 (2012).  ※マウス

ラボアッセイ™ グルコース

糖は生物の重要なエネルギー源の一つであり、生体内においてさまざまな因子によって調節されています。
溶液中においてグルコースはα型とβ型が一定の比率を保って存在しています。

測定原理(ムタロターゼ・GOD法)

ムタロターゼを作用させることによりα-D-グルコースをβ-D-グルコースに変換させます。β-D-グルコースとグルコースオキシダーゼ(GOD)の反応で生じる過酸化水素が、ペルオキシダーゼ(POD)の作用により、フェノールと4-アミノアンチピリンとを定量的に酸化縮合させます。
本製品は、酸化縮合により生成された赤色色素の吸光度を測定することにより、検体中のグルコース濃度を測定するキットです。

標準曲線

キット構成

・緩衝液
・発色剤
・ブドウ糖標準液Ⅰ
・ブドウ糖標準液Ⅱ
:150 mL x 2 本
:150 mL用 x 2 本
:10 mL x 1 本
:10 mL x 1 本

キット性能

・検量線範囲
・測定時間
・検体量
・測定波長
:50~500 mg/dL(mg/100 mL)
:約10 分
:2 μL
:主波長505 nm, 副波長600 nm

使用文献(例)

  1. Yamashita, Y. et al. : Biosci. Biotechnol. Biochem., 77, 888 (2013). ※マウス血漿
  2. Narita, T. et al. : Exp. Gerontol., 104, 127 (2018). ※ラット血漿
  3. Yamasaki, M. et al. : Food Sci. Technol. Res., 21, 827 (2015). ※マウス血清
  4. Fan, Y. et al. : J. Biomed. Sci., 23, 56 (2016). ※マウス血清
  5. Wang, W. et al. : J. Renin Angiotensin Aldosterone Syst., 15, 384 (2014). ※マウス血清
  6. Yamashita, Y. et al. : J. Nutr. Sci., 1, e2 (2012). ※マウス血漿
  7. Maesako, M. et al. : Neurobiol. Aging., 33, 1011 (2012). ※マウス血清

ラボアッセイ™ NEFA

血中においてNEFA(Non-esterified Fatty Acid:遊離脂肪酸)はアルブミンと結合し、末梢組織へ運搬され、末梢組織の重要なエネルギー源となっています。遊離脂肪酸の濃度は脂肪組織からの放出と末梢組織での消費、肝臓への取り込みによって調節されます。

測定原理(ACS・ACOD法)

遊離脂肪酸はアシルCoAシンセターゼ(ACS)の作用により、アシルCoAを生成します。生成したアシルCoAとアシルCoAオキシダーゼ(ACOD)の反応で生じる過酸化水素がペルオキシダーゼ(POD)の作用により、3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシエチル)-アニリン(MEHA)と4-アミノアンチピリンとを酸化縮合させます。
本製品は、酸化縮合により生成された青紫色色素の吸光度を測定することにより、検体中の遊離脂肪酸量を測定するキットです。

標準曲線

キット構成

・発色剤A
・発色剤A 溶解液
・発色剤B
・発色剤B 溶解液
・基準液(オレイン酸 1 mEq/L)
:10 mL用 x 6 本
:65 mL x 1 本
:20 mL用 x 6 本
:130 mL x 1 本
:10 mL x 1 本

 ※オレイン酸 1 mEq=1 mmol


キット性能

・検量線範囲
・測定時間
・検体量
・測定波長
:0.5~1.97 mEq/L
:約20 分
:4 μL
:550 nm

使用文献(例)

  1. Kobayashi, Y. et al. : J. Pharmacogn. Nat. Prod., online (2015) doi: 10.4172/2472-0992.1000113 ※マウス肝臓組織抽出液
  2. Gao, F. et al. : Evid. Based Complement. Alternat. Med., 2015, 801291 (2015). ※ラット肝臓組織抽出液
  3. Ogawa, K. et al. : Reprod. Med. Biol., online (2018). doi.org/10.1002/rmb2.12084 ※ブタ胞状卵胞由来卵胞液
  4. Wang, F. et al. : J. Mol. Endocrinol., 52, 133 (2014). ※マウス血漿
  5. Chang, Y. C. et al. : EMBO Mol. Med., 5, 1165 (2013). ※マウス血漿
  6. Uchida, K. et al. : Exp. Anim., 58, 181 (2009). ※マウス血清

ラボアッセイ™ りん脂質

りん脂質は生体内で細胞膜の構成、脂肪の乳化・吸収、血液凝固などの重要な機能に関与することが知られています。

測定原理(コリンオキシダーゼ・DAOS法)

りん脂質はホスホリパーゼDによる加水分解を受けてコリンを遊離します。生成したコリンとコリンオキシダーゼにより生じる過酸化水素がペルオキシダーゼ(POD)の作用により、N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリンナトリウム(DAOS)と4-アミノアンチピリンとを酸化縮合させます。
本製品は、酸化縮合により生成された青色色素の吸光度を測定することによって、検体中のりん脂質量を測定するキットです。

標準曲線

キット構成

・緩衝液
・発色剤
・りん脂質基準液
:50 mL x 8 本
:50 mL用 x 8 本
:10 mL x 2 本

キット性能

・検量線範囲
・測定時間
・検体量
・測定波長
:50~500 mg/dL(mg/100 mL)
:約10 分
:2 μL
:主波長505 nm, 副波長600 nm

使用文献(例)

  1. Xu, Q. et al. : Biosci. Biotechnol, Biochem., 77, 1390 (2013). ※マウス肝臓破砕液
  2. Tatematsu, Y. et al. : Biol. Pharma. Bull., 41, 319 (2018). ※リポソーム
  3. Kuge, H. et al. : J. Biol. Chem., 289, 26783 (2014). ※リポソーム
  4. Kessler, E. C. et al. : J. Dairy. Sci., 97, 5481 (2014). ※ウシ血漿
  5. Cheng, L. et al. : Transplantation, 90, 127 (2010). ※ラット

ラボアッセイ™ トリグリセライド

トリグリセライドは1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸がエステル結合した中性脂肪です。血中にはトリグリセライド、コレステロール、りん脂質、遊離脂肪酸や脂溶性ビタミンが脂溶性物質として存在しています。

測定原理

トリグリセライドはリポプロテインリパーゼ、グリセロールキナーゼの作用によりグリセロール-3-りん酸に変換されます。グリセロール-3-りん酸とグリセロール-3-りん酸オキシダーゼ(GPO)との反応によって生じる過酸化水素が、ペルオキシダーゼ(POD)の作用によりN-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-3,5-ジメトキシアニリンナトリウム(DAOS)と4-アミノアンチピリンとを酸化縮合させます。
本製品は、酸化縮合により生成された青色色素の吸光度を測定することにより、検体中のトリグリセライド量を測定するキットです。

標準曲線

キット構成

・緩衝液
・発色剤
・基準液
:105 mL x 3 本
:105 mL用 x 3 本
:10 mL x 1 本

キット性能

・検量線範囲
・測定時間
・検体量
・測定波長
:100~888 mg/dL(mg/100 mL)
:約10 分
:2 μL
:主波長600 nm, 副波長700 nm

使用文献(例)

  1. Gao, F. et al. : Evid. Based Complement. Alternat. Med., 2015, 801291 (2015). ※ラット肝臓組織抽出液
  2. Funakoshi, T. et al. : Biochem. Biophys. Rep., 13, 39 (2018). ※ラット初代筋衛生細胞
  3. Moser, V. A. and Pike, C. J. : eNeuro, 4, e0077-17 (2017). ※マウス血漿
  4. Fujii, N. et al. : Aging Cell, 16, 508 (2017). ※ラット血漿
  5. Wang, F. et al. : J. Mol. Endocrinol., 52, 133 (2014). ※ラット血漿
  6. Kato, H. et al. : J. Hepatol., 60, 1032 (2014). ※マウス肝臓抽出液
  7. Fujimori, K. et al. : Prostaglandins. Other. lipid. Mediat., 94, 96 (2011). ※マウス培養細胞抽出液

製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。