bFGF溶液,MF(マスターファイル登録済)
bFGF(塩基性線維芽細胞成長因子:basic fibroblast growth factor)はヒトES/iPS細胞培養時に未分化性を維持させながら、細胞を増殖させるために必須の因子とされており、ヒトES/iPS細胞をはじめ各種幹細胞の維持培養に使用されています。
本製品は、溶液品であるため、そのまま培地に添加して使用頂け、また、無菌保証した製品であるためコンタミリスクを抑えられます。
当社は科研製薬株式会社が販売する褥瘡・皮膚潰瘍治療剤「フィブラスト®スプレー」の有効成分である組換え型ヒトbFGFを科研製薬株式会社より供給を受け、再生医療研究用試薬として販売しております。2016年5月に原薬等登録原簿(マスターファイル:MF)にその他(培地添加物)区分として登録されました。
特長
- MF登録済み
- Ready-to-Useの溶液品
- 製造プロセスでの無菌保証
- 生物由来原料基準 適合
- 安全性に関する試験実施済み※
※当社HPよりお問い合わせください。
製品概要
- 溶液品
- 含量(SDS-PAGE):99 %以上
- タンパク質濃度:0.9~1.1 mg/mL(初回実績値 1.0 mg/mL)
- エンドトキシン:10 EU/mg以下
- 比活性:50万国際標準単位/mg以上(BHK-21細胞を用いたバイオアッセイ法による)
ヒトiPS細胞201B7株の培養
StemSure® hPSC培地Δに終濃度が 35ng/mL となるように本品を添加し、ヒトiPS細胞201B7株を5継代培養した。分化したような形態の細胞は観察されず、安定して培養できた。また、4継代目もしくは5継代目の細胞を用いて、各種未分化マーカー(OCT3/4, rBC2LCN, NANOG, SSEA4)の発現を確認した。
< 培地組成 >
StemSure® hPSC培地Δ + 35ng/mL bFGF溶液, MF
参考文献
Akutsu, H., Machida, M., Kanzaki, S., Sugawara, T., Ohkura, T., Nakamura, N., Yamazaki-Inoue, M., Miura, T., Vemuri, MC., Rao, MS., Miyado, K. and Umezawa, A.: “Xenogeneic-free defined conditions for derivation and expansion of human embryonic stem cells with mesenchymal stem cells.” Regenerative Therapy, 1,18-29 (2015)
製品一覧
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- 掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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