カートに追加しました

比較表に追加しました

α1-アンチトリプシン遺伝子変異検出キット α1-Antitrypsin Gene Mutation Detection Kit

遺伝子研究用
for Genetic Research
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷凍 (ドライアイス輸送)
適用法令 :
優先評価物質
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
281-35101
JAN
4548995085382
100反応用
希望納入価格
80,000 円

ドキュメント

SDS
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

100反応用

1st PCR PiS primer set 100 μL x 1本
1st PCR PiZ primer set 100 μL x 1本
qPCR PiS wild type primer set 100 μL x 1本
qPCR PiS mutant type primer set 100 μL x 1本
qPCR PiZ wild type primer set 100 μL x 1本
qPCR PiZ mutant type primer set 100 μL x 1本
2 x PCR master mix 1,500 μL x 2本
20 x Intercalator*
*Biotium, Inc.から商用ライセンスを得て、研究用試薬として販売しています (US 7803943 B2, US 7776567 B2)。
200 μL x 1本

概要

α1-アンチトリプシン(α1-antitrypsin:AAT)は、肝臓で合成される糖タンパク質で、プロテアーゼ阻害剤としての働きをもちます。 遺伝子変異によりAATが欠乏するα1-アンチトリプシン欠乏症では、重篤な呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患、肺気腫など)や肝疾患を引き起こすだけでなく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化および死亡に関連することが近年の疫学調査で示唆されています1)

α1-アンチトリプシン欠乏症は、AATの遺伝子変異により引き起こされます。AATの代表的な遺伝子変異は「PiS」、「PiZ」と呼ばれる点変異です。 PiSはE264Vの置換、PiZはE342Kの置換によって引き起こされます。いずれも血清中のAATレベルを低下させることが知られています。
従来、インターカレーター法で点変異を高感度に検出することは難しいとされてきました。
本品は、当社独自開発のプライマーを用いたリアルタイムPCR法(インターカレーター法)により、PiSおよびPiZ遺伝子変異を高感度に検出できるキットです。

特長

  • 判定が容易
  • 鼻咽頭拭い液および唾液から精製なしで直接検出可能
  • 約70分で測定完了

測定原理

インターカレーターを用いたリアルタイムPCR法を採用。
当社が独自開発したプライマーにより、点変異を高感度に検出。

操作方法

①検体の前処理

唾液・拭い液を熱処理(90℃,6分)し、ゲノムDNAを抽出。
※鋳型となるゲノムDNAが既に抽出済みの場合は、5ng ~ 50ng をご使用ください。

熱処理により細胞膜を破壊・DNaseを失活させます。

②1st RT-PCR(約30分)

変異部位を含む領域でRT-PCR増幅

変異部位を通常のPCRで十分に増幅させます。

③2nd PCR(約40分)

1st PCRで増幅させたDNAの発光強度をリアルタイムPCRでモニタリング

1st PCRの増幅産物を鋳型にして、2nd PCRをかけます。
PCRによってDNAの増幅が起こると、合成されたDNAの間にインターカレーターが挿入され、発光します。
溶液の発光強度をモニタリングすることで、DNAの増幅量を調べることができます。

データ

判定方法

測定サンプル:コントロールプラスミドDNA(10pg/µL)

正常型 ヘテロ接合型変異 ホモ接合型変異
PiS
PiZ

正常型:wild type primer set(青)の増幅曲線がmutant type primer set(赤)の増幅曲線よりも先に立ち上がる
変異型(ヘテロ): wild type primer set(青)の増幅曲線とmutant type primer set(赤)の増幅曲線がほぼ同時に立ち上がる
変異型(ホモ):mutant type primer set(赤)の増幅曲線が wild type primer set(青)の増幅曲線よりも先に立ち上がる

PiSヘテロ接合型変異サンプルの検出

90℃で6分間熱処理した鼻咽頭拭い液と、本キットで調製したPCR反応液を混合し、リアルタイムPCRで測定した。

サンプル:鼻咽頭拭い液(欧米人由来)
  1. 正常型
  2. PiSヘテロ接合型変異
プライマー:キット付属
  1. qPCR PiS wild type primer set
  2. qPCR PiS mutant type primer set

正常型サンプルでは、正常 (野生) 型検出用の「qPCR PiS wild type primer set」 の増幅シグナル (青色) が、 PiS変異型検出用の「qPCR PiS mutant type primer set」の増幅シグナル (赤色) より15サイクル以上早く検出された。

PiS ヘテロ接合型変異サンプルでは、正常 (野生) 型検出用の「qPCR PiS wild type primer set」 の増幅シグナル (青色) と PiS変異型検出用の「qPCR PiS mutant type primer set」の増幅シグナル (赤色) の検出サイクル数はほぼ同じであった。

正常型 ヘテロ接合型変異
PiS

また、用いたPiSヘテロ接合型変異検体の塩基配列を解読した結果、確かに点変異 (A→T) が確認された。

塩基配列解読結果

参考文献
  1. Shapira, G., Shomron, N. and Gurwitz, D. : FASEB J., 34(11), 14160 (2020).

FAQ

製品について

RNAの抽出は必要ですか?
不要です。本品はゲノムDNAを標的としていますので熱処理のみで問題ございません。
検体には何を用いればよいですか?
唾液・鼻咽頭拭い液です。
唾液の場合と鼻咽頭ぬぐい液の場合で、検出精度は変わりますか?
1st PCR で十分に増幅させているので検出時のqPCRでの感度は鋳型サンプルによる違いはほとんどございません。

測定原理について

測定原理は?
インターカレーターを用いたリアルタイムPCR法で検出します。
Taqmanプローブ法ではなく、インターカレーター法で検出するのはなぜですか?
増幅の差がより顕著に現れて判定しやすいためです。野生型、ヘテロ接合型、ホモ接合型それぞれの判定が容易に行えます。

装置について

測定実績のあるqPCR装置は?
BioRad社のCFX96 Touch リアルタイムPCR解析システムとBio Molecular Systems社のMicで測定実績があります。
その他、FAM / SYBER Green の波長領域を持つqPCR装置であれば測定可能です。
富士フイルム和光純薬から購入できるリアルタイムPCR装置はありますか?
Bio Molecular Systems社のMicを販売しています。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。