レビス® インスリン-ラット (Sタイプ) LBIS Rat Insulin ELISA Kit (S-type)

本キットはラット⾎清または⾎漿、培養上清、細胞抽出液中のインスリンを定量的に測定するためのサンドイッチELISAキットです。
Sタイプはプロインスリンとの交差性が非常に低いので（5%以下）、実際上インスリンのみを特異的に測定することができるキットです。プロインスリンが異常に高くなるような状況の中でインスリンを測定でき るという長所があり、プロインスリンのみの変動にインスリン測定値が影響されず、通常キットでの測定値の差を考慮することでプロインスリンの放出量を推定できます。

特長

• 短時間(全反応時間：2時間50分)で測定可能。
• 微量な検体(標準操作法は 10 μL)で測定可能。
• 環境に優しい防腐剤を使用。
• 全ての試薬が溶液タイプで即座に使用可能。
• 高い測定精度と再現性。
• 簡便な操作で特別な前処理は不要。

製品情報

■検体
ラットの血清・血漿・培養液

■標準曲線範囲
0.1～10 ng/mL

• 操作法

  抗体固相化96ウェルプレート
  　↓　
  ビオチン結合抗インスリン抗体　　　　　　　　　100 µL
  　↓　
  攪拌
  　↓　
  検体または標準溶液　　　　　　　　　　　　　　10 μL
  　↓　
  攪拌、室温、2時間静置反応
  　↓　
  洗浄 4 回　
  　↓　
  ペルオキシダーゼ・アビジン結合物　　　　　　　100 μL
  　↓　
  攪拌、室温、30分間静置反応
  　↓　
  洗浄 4 回　
  　↓　
  発色液(TMB)　　　　　　　　　　　　　　　　　100 μL
  　↓　
  攪拌、室温、20 分間静置反応
  　↓　
  反応停止液(1M H₂SO₄) 　　　　　　　　　　　 　100 μL
  　↓　
  攪拌
  　↓　
  吸光度測定(主波長450 nm、副波長620 nm)
  　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　室温：20～25 ℃

• 標準曲線(例)

  

精度試験（アッセイ内変動）

単位：ng/mL

再現性試験（アッセイ間変動）

単位：ng/mL n=3

添加回収試験

• 検体 G

  添加量	実測値	回収量	回収率(%)
  0	1.01	–	–
  0.19	1.19	0.18	94.7
  0.39	1.38	0.37	94.9
  0.79	1.76	0.75	94.9
  1.97	2.99	1.98	101

  単位：ng/mL n=3

• 検体H

  添加量	実測値	回収量	回収率(%)
  0	4.24	–	–
  1.69	5.89	1.65	97.6
  3.39	7.50	3.26	96.2
  5.08	9.10	4.86	95.7
  6.88	10.6	6.37	92.6

  単位：ng/mL n=3