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レビス® GH-ラット LBIS GH-Rat

製造元 :
富士フイルムワコーシバヤギ(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
適用法令 :
特化則第3類 安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
635-13741
製造元
AKRGH-010
96回用
希望納入価格
78,000 円

ドキュメント

添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

概要

成長ホルモン (Growth hormone、別名 Somatotrop(h)ic hormone、 STH、 Somatotrop(h)in) は主として下垂体前葉の好酸性ソマトトロフ (GH産生細胞) で産生分泌される単純タンパク質ホルモンです。脳やリンパ細胞などでも発現しています。ヒトの場合、胎盤でGHに極めて類似性の高いGH2が発現します。

GHは肝、筋肉、腎、軟骨細胞、繊維芽細胞、胸腺上皮細胞に働き、IGF-1を介して、軟骨細胞の増殖、コンドロイチン硫酸の合成、肝その他の臓器での細胞肥大増殖、蛋白同化などにより成長促進作用、胸腺細胞からチミュリン分泌促進などを起こします。GHは一時的にはインスリン様作用を示しますが、その後、脂肪細胞での脂肪分解による遊離脂肪酸の増加、血糖上昇、インスリン拮抗作用として糖分解抑制、筋肉中のグリコゲン含量増大、末梢組織でのインスリン感受性低下を起こすという代謝面では二相性の作用を持っています。

プロラクチンに類似するNa、K、Mg、Ca、Pの貯留、小腸でのCa吸収促進、乳腺発育、乳汁分泌作用、などの作用もあります。GHの合成分泌は、GHRH、グレリン、甲状腺ホルモン、コルチゾル、レチノイン酸によって促進されます。またグルカゴン、バゾプレッシン、2-デオキシ-D-グルコース負荷、アルギニン等のアミノ酸負荷、タンパク質摂取、TF5、β‐エンドルフィン、L‐ドーパ、エピネフリンα受容体刺激などにより分泌が増大します。

GH分泌を促進する生理状態としては、低血糖、ストレス (発熱、外傷、出血、エーテル麻酔、精神不安)、絶食、運動、徐波睡眠などがあります。GH分泌の抑制はソマトスタチン (SRIF)、アクチビン、エピネフリンβ受容体刺激、グルコース、遊離脂肪酸、副腎皮質ステロイド投与、高濃度のIGF-I、高濃度のGHで起こります。

GH分泌を抑制する生理状態として高血糖、血中脂肪酸増加、逆説睡眠、などがあります。GHの分泌はepisodicであることが知られています。つまり血中濃度はある間隔をおいて急激に上昇し下降するのです。従って無作為に採血した場合には血中レベルのバラツキはかなり大きいものになります。

特長

  • 短時間 (全反応時間:5時間) で測定可能
  • 微量な検体 (標準操作法は 5 μL) で測定可能
  • 環境に優しい防腐剤を使用
  • 全ての試薬が溶液タイプで即座に使用可能
  • 高い測定精度と再現性

製品情報

検体

ラット血清・血漿

標準曲線範囲

31.3~2,000 pg/mL

操作法・標準曲線(例)

  • 操作法

    抗体固相化96ウェルプレート
    洗浄3回
    希釈検体または標準溶液 50 µL
    攪拌、室温、2時間静置反応
    洗浄3回
    ビオチン結合抗GH抗体 50 µL
    攪拌、室温、2時間静置反応
    洗浄3回
    ペルオキシダーゼ・アビジン結合物 50 µL
    攪拌、室温、30分間静置反応
    洗浄3回
    発色液(TMB) 50 µL
    攪拌、室温、30 分間静置反応
    反応停止液(1M H2SO4) 50 µL
    攪拌
    吸光度測定(主波長450 nm、副波長620 nm)

    室温:20~25 ℃

  • 標準曲線(例)

    標準曲線(例)

データ

  • 精度試験 (アッセイ内変動)

    検体 A B
    1 262 864
    2 247 837
    3 250 813
    4 258 775
    5 251 780
    6 257 800
    7 254 771
    8 270 779
    mean 256 802
    SD 7.19 33.5
    CV(%) 2.8 4.2

    単位:pg/mL

  • 再現性試験 (アッセイ間変動)

    測定日/検体 E F G
    0日目 1626 412 96.0
    1日目 1576 407 97.9
    2日目 1615 409 96.1
    3日目 1561 401 103
    mean 1595 407 98.3
    SD 31.0 4.50 3.35
    CV(%) 1.9 1.1 3.4

    単位:pg/mL, n=4

添加回収試験

  • 検体C

    添加量 実測値 回収量 回収率(%)
    0.00 101
    155 265 164 106
    192 285 184 95.8
    223 325 224 100

    単位:pg/mL, n=2

  • 検体D

    添加量 実測値 回収量 回収率(%)
    0.00 506
    303 822 316 104
    466 949 443 95.1
    539 1058 552 102

    単位:pg/mL, n=2

Insulin投与ラット検体GH測定結果

CD(SD),7週齢,メス,体重:160~190g,6時間絶食,5匹

  • 時間(min) mean SD
    0 6.11 1.17
    30 12.2 2.78
    60 11.4 2.61
    90 9.53 2.18
    120 8.26 1.76
    150 7.01 1.72
    180 6.46 2.03
  • Insulin投与後の血中GH濃度経時変化

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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