細菌・ウイルス試験

感染症、食中毒の予防や治療の観点から、それらの原因となる細菌やウイルスを迅速に検出・同定することは重要です。
当社では試験研究用の細菌同定キットや微生物増殖アッセイキット、バイオフィルム形成を評価するアッセイキットを取り扱っています。また、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2;COVID-19の原因ウイルス)の抗原検査キットおよび抗体検査キットも販売しています。

学術コンテンツ

特定の細菌やウイルスは感染症や食中毒などの原因となります。予防や治療の観点から原因となる細菌やウイルスを迅速に検出・同定することが必要です。当社では試験研究用の細菌・ウイルス検出キットや細菌の増殖・バイオフィルム形成を評価するアッセイキットを取り扱っております。

細菌・ウイルスの検出および同定に用いる試験

免疫学的検査

免疫学的検査は、①ある細菌やウイルスの抗原を抗体で検出する抗原検査と、②細菌やウイルスが体内に入ることで産生された抗体を別の抗体で検出する抗体検査に分けられます。①は細菌やウイルスが現在、体内に存在するかどうか、②はこれまでに存在していたかどうかを調べる際に利用されます。

免疫学的検査ではイムノクロマトやELISAが使用されます。イムノクロマトは簡便かつ迅速に結果を得ることができます。ELISAは測定の簡便さや測定時間はイムノクロマトに劣りますが、細菌やウイルスを精度高く定量することが可能です。

遺伝子検査

細菌やウイルスの設計図であるDNA(もしくはRNA)の一部領域を増幅することで、検出や同定を行う方法です。増幅する領域は細菌やウイルスの種類によって配列が異なる部分が選ばれ、一般的に細菌であれば16SリボソームRNAの一部分、ウイルスであればスパイクタンパク質の遺伝子領域などが標的となります。

遺伝子の増幅はポリメラーゼ連鎖反応 (Polymerase Chain Reaction/PCR)によって行われます。PCRの一つであるリアルタイム定量PCRは精度の高い定量が可能で、感度も高く、適用範囲が広いため細菌やウイルスの検出・同定に多用されています。

顕微鏡観察

特徴的な形態の細菌であれば顕微鏡観察によって同定が可能です。またグラム染色のように染色されるかどうかで細菌の種類を絞り込むことも可能です。細菌よりも小さいウイルスは光学顕微鏡では観察が困難なので電子顕微鏡を使用する必要があります。

培養

培地中の特定の栄養素を利用できるかどうかは細菌によって異なります。特定の培地における増殖の有無を調べることで細菌の同定が可能です。ただしそもそも培養できなかったり、培養に長期間かかる場合もあり、すべての細菌に利用できるわけではありません。