わずか30分の操作で融合細胞やハイブリドーマが高効率で作製可能に

石原産業 GenomONE®-CF

GenomONE®-CFは、HVJ Envelope (HVJ-E)と専用緩衝液がセットになった細胞融合用キットです。接着状態・浮遊状態いずれの細胞にも適用でき、わずか30分の操作で融合細胞やハイブリドーマを作製することができます。

GenomONE®シリーズ(HVJ-E)とは?

石原産業のGenomONE®シリーズはセンダイウイルスのエンベロープ(Hemagglutinating virus of Japan Envelope; HVJ-E)を利用したトランスフェクション試薬です。センダイウイルスのゲノムRNAを不活化することで得られるHVJ-Eは、非増殖性・非感染性Vesicleであり、バイオセーフティレベル1 (BSL1)の実験室で使用可能です。

HVJ-EにプラスミドDNA、siRNA/miRNA、タンパク質などを封入し、標的細胞に接触させると、エンベロープ表面のHNタンパク質が標的細胞膜上のシアル酸と結合し、Fタンパク質が膜融合を引き起こすことで、封入した分子が細胞質へ導入されます。細胞融合キット(GenomONE®-CF)においては細胞間融合剤として用いることが可能です。

特長

  • ハイブリドーマの作製 (B細胞とミエローマ細胞のハイブリドーマによるモノクローナル抗体の作製など)
  • がん細胞と樹状細胞の融合によるがん免疫研究への応用
  • 臓器由来細胞と幹細胞の融合による再生医療研究への応用
  • 脱核未受精卵への核移植(核置換)など発生・生殖・育種研究への応用
  • 電気融合法(Electorfusion)、PEGによる融合の代替用途

アプリケーションデータ

ハイブリドーマ作製(PEG法との比較)

製品名 Supplement
(BMcondimed H1)
ハイブリドーマ陽性ウェル数 (陽性率%) 抗体産生陽性ウェル数 (陽性率%)
GenomONE®-CF 38/96 (40%) 9/96 (9%)
96/96 (100%) 96/96 (100%)
PEG 3/96 (3%) 1/96 (1%)
36/96 (38%) 9/96 (9%)

異種間細胞融合(PEG法との比較)

赤色に蛍光標識したratMSC(骨髄由来ラット間葉系細胞)と緑色に蛍光標識したラット初代培養心筋細胞各々2 x 105 個をCell Fusion Buffer 50 μL中で混合後、HVJ-Eを添加してon iceで5分間、続いて37℃で15分間反応させたところ、融合細胞(黄色)が観察された。1-2日培養後にも、接着した融合細胞が観察された。

PEG法では融合直後から細胞毒性が強く現われ、融合細胞の数は少なかった。

製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

関連製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。