遺伝子・siRNA/miRNA・タンパク質導入(in vivo)に

石原産業 GenomONE®-Neo (FD)

GenomONE®-Neo (FD) はプラスミドDNA、siRNA/miRNA、タンパク質など様々な物質を膜融合を介して細胞内に導入できるトランスフェクションツールです。トランスフェクションが難しい免疫細胞や動物個体にも適用可能です。

GenomONE®シリーズ(HVJ-E)とは?

石原産業のGenomONE®シリーズはセンダイウイルスのエンベロープ(Hemagglutinating virus of Japan Envelope; HVJ-E)を利用したトランスフェクション試薬です。センダイウイルスのゲノムRNAを不活化することで得られるHVJ-Eは、非増殖性・非感染性Vesicleであり、バイオセーフティレベル1 (BSL1)の実験室で使用可能です。

HVJ-EにプラスミドDNA、siRNA/miRNA、タンパク質などを封入し、標的細胞に接触させると、エンベロープ表面のHNタンパク質が標的細胞膜上のシアル酸と結合し、Fタンパク質が膜融合を引き起こすことで、封入した分子が細胞質へ導入されます。細胞融合キット(GenomONE®-CF)においては細胞間融合剤として用いることが可能です。

従来のカチオン性脂質を利用したトランスフェクション試薬はエンドサイトーシスによって細胞内に取り込まれますが、その大部分はリソソームによって分解されてしまいます。一方、HVJ-Eは膜融合を介して細胞内に目的の物質(DNA、RNA、タンパク質)を導入します。これによりリソソームによる分解経路を回避することができます。また、導入効率の低い免疫細胞にも高効率でトランスフェクションを行うことが可能です。

特長

  • プラスミドDNA、siRNA/miRNA、タンパク質等の様々な物質を膜融合を介して細胞内へ導入
  • 動物個体(in vivo)への適用*が可能
    ※HVJ-Eは赤血球の凝集を引き起こすので、血液との接触が少ない投与を選択するか、投与前に灌流処理することを推奨いたします。

アプリケーションデータ

ラット髄腔内へのsiRNA導入

HVJ-Eを用いてNK1R siRNAを髄腔内に留置したカテーテルを介して脊髄へ投与した。

投与1~7日後までNK1Rの発現の抑制を示した。

データ提供

東北医科薬科大学 医学部 解剖学教室 中山(直野)留美 先生
宮崎大学 医学部 臨床神経科学講座 精神医学分野 西森 利數 先生

参考文献

Eur. J. Pharmacol., 670, 448-457 (2011).

Cre recombinase (タンパク質)の細胞内導入

ゲノムにPCAG-loxP-Neo-loxP-LacZ発現カセットが組み込まれた2-2細胞(monkey, African green, RIKEN BioResource Center)にHVJ-Eを用いてCre recombinase(タンパク質)を導入した。

Cre recombinaseによってゲノムに組み込まれたネオマイシン耐性遺伝子が切り出された細胞ではLacZ遺伝子が発現し、X-gal染色で青色に染色された。

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