免疫細胞へのsiRNA/miRNA導入をより簡便に

石原産業 GenomONE®-Si

GenomONE®-Si は一般的なトランスフェクション試薬では導入が難しい免疫細胞にもsiRNA/miRNAを導入することができます。GenomONE®-Neo(FD)でもsiRNA/miRNAの導入は可能ですが、GenomONE®-Si は簡便な操作で高い導入効果が期待できます。

GenomONE®シリーズ(HVJ-E)とは?

石原産業のGenomONE®シリーズはセンダイウイルスのエンベロープ(Hemagglutinating virus of Japan Envelope; HVJ-E)を利用したトランスフェクション試薬です。センダイウイルスのゲノムRNAを不活化することで得られるHVJ-Eは、非増殖性・非感染性Vesicleであり、バイオセーフティレベル1 (BSL1)の実験室で使用可能です。

HVJ-EにプラスミドDNA、siRNA/miRNA、タンパク質などを封入し、標的細胞に接触させると、エンベロープ表面のHNタンパク質が標的細胞膜上のシアル酸と結合し、Fタンパク質が膜融合を引き起こすことで、封入した分子が細胞質へ導入されます。細胞融合キット(GenomONE®-CF)においては細胞間融合剤として用いることが可能です。

従来のカチオン性脂質を利用したトランスフェクション試薬はエンドサイトーシスによって細胞内に取り込まれますが、その大部分はリソソームによって分解されてしまいます。一方、HVJ-Eは膜融合を介して細胞内に目的の物質(DNA、RNA、タンパク質)を導入します。これによりリソソームによる分解経路を回避することができます。また、導入効率の低い免疫細胞にも高効率でトランスフェクションを行うことが可能です。

特長

  • トランスフェクションが難しい浮遊系免疫細胞へのsiRNA/miRNAの導入が可能
  • 各試薬を添加していくだけの簡単なプロトコル(5~10分で完了)
  • High-throughput screening (HTS)にも対応が可能

アプリケーションデータ

Mouse primary T cell、B cellへのcyclophilin B標的miRNAの導入

T cellはBALB/cマウスから採取したSplenocyteをPMA/ionomycinで1日間刺激後、カラムを用いて分離した。B cellはBALB/cマウスから採取したSplenocyteをanti-CD40/LPSで1日間刺激後、カラムを用いて分離した。

GenomONE®-Si を用いてCyclophilin B標的miRNAを導入し、 2日後、ノックダウン効果をqRT-PCRで確認した。

Mouse primary T cell、B cellいずれにおいてもCyclophilin Bの発現抑制が見られた。

トランスフェクション困難な細胞におけるCDC2標的siRNAの導入

トランスフェクション困難な免疫細胞株Raji、HL-60細胞に、GenomONE®-Si、他社製品X、他社製品Rを用いてCDC2標的siRNAを導入した。2日後、ノックダウン効果をqRT-PCRで確認した。

トランスフェクション困難な免疫細胞株においてもGenomONE®-Siは効果的なノックダウンを示した。

ユーザーデータ

実際にお客様が実験で使用したデータをご紹介します。

マウスT細胞へのsiRNA導入 CDK8/19発現抑制によるFoxp3誘導

データご提供: 大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 実験免疫学分野 三上 統久 先生

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