協同インターナショナル Oragene®・RNA

RNA採取キットOragene®・RNA は唾液中に含まれる細胞由来のRNAを採取・保存するキットです。本キットは容易に利用でき、ドナーにやさしい採取方法であり、かつ保存、輸送にも適しています。

Oragene®・RNA容器にドナーが2 mL の唾液を入れ付属のキャップを閉めると、唾液と保存溶液が混合し、室温で保存することができます。ドナーにやさしいサンプル採取方法、技術は注目を集めており、ドナーによる研究への協力を得やすくし、RNA 採取プロセスのコスト削減にも貢献いたします。

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特長

  • 唾液2 mLより高品質トータルRNAが採取可能
  • 最大60日間室温で精製前のRNA保存が可能
  • キット化されているので検体の自己採取・輸送が容易、遠方の検体採取にも対応
  • 検体提供者の協力が得られやすくなり、コスト削減につながる

  • RNA源は白血球細胞と口腔内上皮細胞です。
  • RNAの収量には個人差の他、採取する時間などによっても異なります。唾液サンプルで目的遺伝子の解析が可能か、一度商品サンプルで確認することをおすすめしています。

検体(唾液) 採取方法

RNA採取方法の比較

Oragene®・RNA 血液採取
室温でのRNA安定性 60日間 3日間
サンプルの自己採取
サンプル輸送が容易
やさしい採取法
低感染症リスク
トータルRNA量 *1 >320 RT-PCR/mL唾液 *2 >600 RT-PCR/mL血液
A260/A280 >1.8 1.8-2.2
準備所要時間 50分 90分
RT-リアルタイムPCR

*1:Invitrogen M-MLV逆転写酵素プロトコルに従い抽出物6 µLをcDNA反応に利用し、2 µL cDNAを一回のRT-PCRに使用した場合
*2:Invitrogen M-MLV逆転写酵素プロトコルに従い5 ng RNAをcDNA反応に利用し、2 µL cDNAを一回のRT-PCRに使用した場合

RNAの安定性

5遺伝子のCt値のまとめ

8人の唾液RNAサンプルを最大8週間まで保存し、各時期に精製。リアルタイムPCRを用い5種類の遺伝子について解析。各時期におけるCt値とサンプル採取後すぐに精製したときのCt値を比較したグラフ。赤線は全被験者の平均Ct値。

全てのデータにおいてCt値の変動が±2となっており、RNAは最大60日間室温保存しても安定した状態で保たれています。

サンプル申込

協同インターナショナルの核酸採取・保存キットをご検討されるお客様に無償サンプルの提供を行っています。
サンプルをご希望の方は、サンプル申込フォームよりお申し込みください。

注意事項

  • 1研究室・1グループにつき同一製品のサンプル申し込みは、1回とさせていただきます。
  • 1製品の最大提供数量は、4キット(1回用 × 4) までとなっています。

製品一覧

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関連製品一覧

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    【試薬】
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    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
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