迅速かつ簡便に標的の菌を検出

扶桑薬品工業 細菌同定キット & 細菌溶解酵素

PCR-核酸クロマト「フソー」細菌同定キット

PCR-核酸クロマト「フソー」細菌同定キットは、PCRと核酸クロマトグラフィー法を組み合わせた迅速・簡便な微生物遺伝子検出キットです。本製品では、PCR産物の増幅確認に核酸クロマトグラフィー法を用いますので、電気泳動法等によるPCR産物の確認は不要です。

同定菌種

●Staphylococcus aureus ●Staphylococcus epidermidis ●Pseudomonas aeruginosa ●Enterococcus faecalis
●Escherichia coli ●Enterobacter cloacae ●Klebsiella pneumoniae

※菌種ごとにキットをご用意しています。

特長

  • サンプルにキットのPrimerMixとお手持ちのPCR用試薬を混合するだけでスタート可能
  • 特異性の高い核酸クロマトグラフィーで非特異増幅産物を検出することなく細菌を同定
  • 操作開始から約2時間の迅速判定

キット構成

  • PrimerMix : 200 μL×1本
  • 展開バッファー : 1.5 mL×1本
  • テストプレート : 20 枚

※別途PCR用試薬が必要になります。(DNA polymerase, dNTP, Buffer等)

操作方法


PCR用試薬にサンプル、PrimerMixを加えPCRを実施します。PCR産物を展開バッファーに混合し、 テストプレートに滴下するだけで、非特異産物を検出することなくOne Stepかつ目視で目的のPCR産物の 有無を判定することができます。

性能

標的を含む82菌種での特異性は100 %、また、感度はそれぞれ
・SA(Staphylococcus aureus):100 %(31/31株)、
・SE(Staphylococcus epidermidis):100 %(23/23株)、
・PA(Pseudomonas aeruginosa): 98.2 %(56/57株)、
・EF(Enterococcus faecalis):100 %(22/22株)、
・EC(Escherichia coli):98.3 %(59/60株)、
・ET(Enterobacter cloacae):100 %(45/45株)、
・KP(Klebsiella pneumoniae):98.0 %(50/51株)
と、高い特異性と感度を示した。

使用例

細菌コロニーからのダイレクト検出

S. aureus シングルコロニーをTE 10 μLに添加。 熱変性後、遠心上清 1 μLをPCR-核酸クロマト「SA」 および「SE」を用いて細菌同定を行い、S. aureus を 検出することが確認できた。

細菌溶解酵素「フソー」

本製品は、マイルドな界面活性作用を持った酵素処理液により細菌の細胞壁を効率よく破壊し、細菌遺伝子の抽出率を大幅に向上します。また細胞に対しては細胞膜を完全に破壊することなく透過性を亢進させるため、細胞と細菌が混在しているサンプル(スライドグラス標本等)から効率よく細菌DNAが抽出できるため、夾雑物によるPCR阻害を大幅に減少させることができます。

性能

  • 濁度(OD600)を1.0~1.1に調製した右表の菌体(対数増殖期)懸濁液 1 mLに、細菌溶解酵素 100 μLを添加し、37℃、30分 反応後の濁度減少率(溶解率)を求めたところ、3菌種とも溶解率は95 %以上だった。
  • 菌株名 溶解率(%)
    S.aureus ATCC 12600 96
    S.epidermidis ATCC 14990 100
    E.faecalis JCM 5803 96

使用例

終夜培養液 1 mLから回収した細菌に、細菌溶解 酵素「フソ-」100 μLを添加し、37℃で30分加温後、塩化ベンジル法を用いたDNA抽出キットを用いて、細菌ゲノムを抽出した。細菌溶解酵素「フソ-」を 用いることにより、ゲノム回収率が約5~10倍上昇した。

応用例

PCR-核酸クロマト「フソー」、細菌溶解酵素「フソー」を併用した使用例

1. グラム染色像からの細菌検出
グラム染色されたS. aureus貪食白血球を、Pinpoint solution(ザイモリサーチ)を用いてスライド上でフィルム状に包埋した。そのフィルムをピンセットで剥離して回収し、細菌溶解酵素「フソー」を用いて溶菌処理(37℃、30分)した。その後、PCR-核酸クロマト「SA」を用いることで、スライド上でグラム染色されたS. aureusを検出することができた。

2. cell-direct PCRによる白血球内の細菌検出
調製したE. faecalis貪食白血球をPCRチューブに直接固相化した。細菌溶解酵素「フソー」をチューブに添加、37℃、30分加温した後、PCR-核酸クロマト「EF」を用いて白血球中のE. faecalisを検出することができた。

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PCR-核酸クロマト「フソー」シリーズ

細菌溶解酵素「フソー」

関連製品一覧

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