EZBiolab社 Instant-Bands

EZBiolab社のInstant-Bandsはタンパク質を「先染め」するサンプルバッファーです。SDS-PAGEのCBB染色は煩雑で、時間もかかりますが、本製品なら電気泳動後すぐにバンドの確認が可能です。Instant-Bandsによる蛍光標識はタンパク質の移動度に影響を与えません。またそのままウエスタンブロット(WB)に適用可能なので、電気泳動や転写の確認を行いながら、WBを行うことができます。

特長

①CBB染色よりも短時間で染色可能、操作も簡便

Lane 1, 2→細胞抽出液 (0.1%CHAPSを用いて昆虫細胞から抽出, アプライ量15 μL)
Lane 3→蛍光標識済みタンパク質分子量マーカー(製品コード:555-30091, アプライ量5 μL)
Lane 4, 5→細胞懸濁液(昆虫細胞をPBS(-)で懸濁, アプライ量15μL)

②Instant-Bandsの使用はタンパク質の移動度に影響を与えません

Instant-Bandsと一般的なサンプルバッファーを使用して電気泳動を行い、UVトランスイルミネーターで観察した(図1)。その後、CBB染色を行い、4時間後タンパク質バンドを検出した(図2)。

図1

Lane 1, 3, 5 : 一般的なサンプルバッファー
Lane 2, 4, 6 : Instant-Bands

図2

Lane 1,2:M.W. Markers (3μL/Lane)
Lane 3,4:Whole E.coli cells (4.5μL/Lane)
Lane 5,6:Whole E.coli cells expressed GST-ALDH fusion protein (4.5μL/Lane)

Instant-Bandsを使用したレーンはUVトランスイルミネーターでのバンド確認が可能であった。
Instant-Bandsと一般的なサンプルバッファーを使用した場合では、同様の泳動パターンが得られた。

③そのままウエスタンブロットが使用可能

Instant-Bandsを使用して電気泳動したゲルをメンブレンに転写し、ウエスタンブロッティングを行った。

サンプル:Whole E.coli cells expressed TGFa fusion protein(4.5μL/各Lane)
抗体:Anti-TGFa Polyclonal Antibody

メンブレンに転写後も蛍光は持続するので、 染色操作が不要で転写効率の確認が可能。
Instant-Bandsは抗原抗体反応に影響を与えず、引き続きウエスタンブロットに使用できる。

キット構成と溶解方法

Instant-Bands Resuspension Buffer Enhancing Buffer
(Bis-Trisゲルにのみ使用)
トライアル包装 (100 μL) 1 vial (粉末) 1 vial 1 vial
溶解法:Instant-BandsをResuspension Buffer 100 μLで溶解してください。
レギュラーサイズ (1 mL) 1 vial (粉末) 1 vial 1 vial
ダブルサイズ (1 mL x 2) 2 vial (粉末) 2 vial 2 vial
溶解法:Instant-BandsをResuspension Buffer 1000 μLで溶解してください。

検出感度

撮影装置 検出可能な最低タンパク質量
Instant-Bands 銀染色 CBB染色
高感度ゲル撮影装置 0.1-0.3 ng 1-2 ng 25-50 ng
LED トランスイルミネーター 5 ng
UVトランスイルミネーター 5-10 ng

使用上の注意
  • Instant-Bandsの検出感度は、光源、撮影装置の設定、カメラ性能等により異なります。
  • プラスチック製のゲルカセットに入れたままの場合、感度は低下します。
  • UV トランスイルミネーターの場合、ゲルカセットから取り外す必要があります。

使用可能回数の目安

1ウェルあたりの全量
6 μL 12 μL 18 μL
溶解後のInstant-Bands : タンパク質サンプル 2μL:4μL 4μL:8μL 6μL:12μL
トライアル包装 (100μL) 50回 25回 16回
レギュラーサイズ (1 mL) 500回 250回 166回
ダブルサイズ (1 mL x 2) 1000回 500回 332回

よくある質問

レーンの下部に明るく太いバンドがでてしまう。解決策はあるか?

タンパク質に結合できなかったInstant-Bandsの色素が原因と考えられていますが、明確な解決策はございません。目的のタンパク質がInstant-Bandsの色素由来のバンドとかぶらないか、ご確認の上ご使用ください。

ウエスタンブロッティングにおける電気泳動や転写の確認での使用を推奨します。

分子量マーカーは何を使用すればよいか?

分子量マーカーが必要な場合は、EZBiolab社の蛍光標識済みタンパク質分子量マーカー(製品コード:555-30091)をご使用になるか、未処理のマーカーを本製品で標識してご使用ください。その他のプレステインマーカーや処理済みマーカーは推奨しておりません。

使用できないアプリケーションはあるか?

蛍光色素の結合により電荷が変化するため、等電点電気泳動やNative-PAGEには使用できません。また、Instant-Bandsで染色したサンプルは、蛍光色素の付加によってわずかに分子量が変化しているので、MS解析やシーケンス解析には適しません。

使用できないサンプルはあるか?

低いpH条件下では染色効率が低下します。pH5未満のサンプルは、pH7~9に調整することを推奨します。

Instant-Bandsの安定性は?

Resuspension Bufferで溶解後のInstant-Bandsは、-20℃で12ヶ月、4℃で12~15週間、室温で2~3週間保存可能です。

室温で2~3週間保存した場合、還元剤の影響により、バンドのシャープさや明るさが低下することがあります。その際はDTTを添加してください(DTTの最終濃度は20 mM以下)。DTT以外の還元剤も使用できます。

翻訳後修飾はInstant-Bandsに影響を与えるか?

影響はありません。

4℃で保存した時に見られる沈殿は何か?

沈殿はSDSです。室温で溶かしてからご使用ください。

Enhancing Bufferは何に使用するか?

Bis-Trisゲルの場合に使用します。タンパク質バンドをよりシャープにします。

WEB申込でトライアル包装をお安くご提供!

Web申込限定

  • 通常希望納入価格 4,400円

    WEB限定価格 3,000円


  • ご応募の流れ
    1. WEB申込
    2. 当社営業または販売代理店より連絡
    3. 正式注文
    4. 製品到着
    5. 実験
    6. 評価アンケート(WEB)に記入

製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

Instant-Bands (還元剤含有タイプ)

Instant-Bands (還元剤不含タイプ)

蛍光標識済み タンパク質分子量マーカー

関連製品一覧

  • 項目をすべて開く
  • 項目をすべて閉じる

LEDトランスイルミネーター

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。