日産化学 FCeM®-series Preparation Kit
本製品は細胞凝集塊を均一分散するポリマー"FP001"を培地に添加するだけで、任意の培地から三次元培養用培地を作製できるキットです。FP001含有培地の効果により、非接着状態での細胞の増殖や機能を維持/促進します。本製品により三次元培養培地化した任意の培地は、血清等の任意の成分を添加して三次元浮遊培養に用いることができます。
特長

- お手持ちの培地で使用可能
- 調製した培地の粘性は水と同等で、化合物添加・混合が容易
- 調整した培地でEGFやTGFαなどの各種がん細胞の増殖因子を用いたEpithelial-Mesenchymal Transition (EMT) 評価が可能
キット構成

① コニカルチューブ | :1組 (オートクレーブ可 120℃、20分 |
② アダプターキャップ | :1個 (オートクレーブ可 120℃、20分) |
③ プラスチック針 | :1本 |
④ シリンジ | :1本 |
⑤ FP001液 | :1.6 mL (保管温度2-30℃) |
使用方法

- チューブに培地を添加
- アダプターキャップを装着
- シリンジに針を装着
- シリンジでFP001を必要量分取
- シリンジとアダプターキャップを連結
- 勢いよくシリンジのFP001を培地へ押し出す
- 転倒混和、一晩冷蔵保管
培地作製処方
培地種類 | 培地量 [mL] | FP001液 [mL] |
---|---|---|
DMEM-LG、DMEM-HG、DMEM-Ham’s F12、EMEM Ham’s F12、McCoy’s 5A | 50 | 1.0 |
RPMI1640 | 50 | 1.3 |
mTeSR™1, TeSR™Family, Essential 8™など | 50 | 1.5 |
作製培地量を減らしたい場合には、FP001液量も同じ割合で減らして添加してください。キットの推奨作製培地量は30~50 mLです。
製品一覧
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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